新しい日々の始まり
本音が語られるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。本記事では、おすすめコラムを厳選して紹介する。
- 【文章力】新年の決意は熱いうちに!
- 【技術】Ruby/Railsのコードを読むにはroccoとrdefsが便利
- 【新シリーズ】冷たい方程式(1) 技術力は勘定に入れません
【文章力】新年の決意は熱いうちに!
『ワイン片手にITを思う』のサトマモ氏は、久しぶりの投稿で文書力について述べている。
まずサトマモ氏は、コラムを再開する決意表明とともに、「リハビリ」として「当面の間は『他人に読ませる』ということを意識しすぎて、筆が止まってしまうことを避けるため、『独り言』に近いコンテンツをお届けしていこう」と告げる。また、まとまった文章を「産む」苦しみや、継続していた書くことを再開する恐怖についても述べている。
それとは逆の「『他人に読ませる』ことを意識せずに、まとまった文章ではなく継続しやすい」ものといえば、Twitterで一般化した「つぶやき」だ。サトマモ氏は「つぶやき」が及ぼす文書力への影響について述べている。
これらは、あくまでも筆者の意見ということで、長所・短所は個人に依存するという。読者は、どう思っただろうか。ご意見は、「つぶやく」だけではなくコラムのコメント欄にも寄せていただければ幸いだ。
【技術】Ruby/Railsのコードを読むにはroccoとrdefsが便利
『Rails Hub情報局』西村賢氏も、新年ということで「今年こそRuby/Railsをやってみよう」という人向けに便利なツールをいくつか紹介している。
それは、ドキュメント生成ツールの「RD」「RDoc」「SDoc」、ドキュメントとソースコード全体を読みたいときの「rocco」、ソースコード宣言のラインを引っ張り出す「rdefs」だ。中でも「rocco」はCoffeeScriptで書かれたドキュメント生成ツール「docco」のRuby版で、「ドキュメント部分をブラウザの左側、それに対応するコードを右にコードハイライトして表示する」という。
Javadocで一般化したドキュメント生成ツールだが、Rubyにもさまざまなものが存在する。「ソースコード/ドキュメントが読みづらい」と思ってためらっていた方も、今年はRuby/Railsに挑戦してみてはいかがだろうか。
【新シリーズ】冷たい方程式(1) 技術力は勘定に入れません
『人形つかい』シリーズが大人気だった『Press Enter■』のリーベルG氏による新シリーズ『冷たい方程式』が始まった。今回は、以前のような下請けのSIerが主人公ではなく、発注する側の社内SEが主人公だ。
主人公は大手SIerから自動車関連部品メーカーの社内SEに転職したキャリアの持ち主で、受注側の気持ちも分かるというところが面白い。外注の選定をする際に、両方の立場になって考えている主人公の心理が細かく描写されている。
第1回なので物語の設定の話が多くなっているが、VB6で作られた勤怠管理システムをJava+Oracleにリプレイスするというのが、よくある話でなじみやすく飽きさせない。しかも、前シリーズの読者なら分かる固有名詞が登場して心憎い。
今度は発注側の物語ということで、コメント欄を見ても新シリーズへの期待は大きい。筆者も「毎週、月曜日(祝日の場合は翌日)の朝、公開」するという。編集担当者も一読者として月曜日の朝が楽しみになった。
コラムニスト募集中 |
エンジニアライフではコラムニストを募集しています。 応募資格は ・ ITエンジニア(元でも可) ・ ITが好きで、将来はIT業界に就職しようと考えている学生 ・ ITエンジニアの採用に関わっている人事担当者 ・ ITエンジニアの育成に関わっている教育担当者 ご興味のある方はコラムニスト募集ページをご覧ください。 |
【過去の「おすすめエンジニアライフ」】
・ITエンジニアが年初に読むべき3つのコラム
・「クリスマスにせいこう体験だ!!」「な、なんだってー!?」
・何でもかんでもシステム化すればいいのか?
・緊張、焦り、怒り、熱中、成功に共通するものとは
・視野が狭い医者の判断や処方は、Googleに劣る
・答えは思ってもみないところにあるものです
・エンジニアとして生きることに迷ったら
・帽子屋さんから、プロとしての心意気を教えられる
・「最近買った高いもの」から、書類選考に通る思考を養う
・コミュニケーションの取り方は人それぞれです
・タスク管理に追われていないで、夢を見よう
・伝えることは簡単ではありません
・追悼 スティーブ・ジョブズ氏
・変化することだけでなく、信念を守ることも大切です
・1人で何でもできると思うなよ!
・ゴールは見えない。しかし走り続けるしかない!
・IT業界なら、面接だってLT=5分でやろう
・教えているのか? 教えられているのか?
・エンジニアの存在は、はかないものなのか
・勉強するのは自分だけのため?
・エンジニアの仕事を医師に例えて考える
・システムの最後を看取るというお仕事
・エンジニアのお手本はエンジニアばかりではない
・あなたにしかないものがきっとある
・進化しない業務システム、現状維持のエンジニア
・頭を使えばたいていのことはできるさ
☆全コラム一覧