IT業界なら、面接だってLT=5分でやろう
本音が語られるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。本記事では、おすすめコラムを厳選して紹介する。
- 【キャリア】面接なんて、ファイブミニッツあればイナフさ
- 【キャリア】IT人材のあるべき姿と現状
- 【新連載】『Short Code』
- 【新連載】『世界に対する認知を変えれば、生活が100倍楽しくなる。』
【キャリア】面接なんて、ファイブミニッツあればイナフさ
「どうしたら本当に欲しいエンジニアを採用できるのか」と、いつも人事担当者は頭を悩ませていることだろう。いくら採用に時間をかけても、実際に働いてもらわなければ、エンジニアとしての実力や適性を判断することは難しい。
じゃあ、いっそ面接は5分にしてみたらどうだろう――『Crazy for life(セイカツ イチバン、ITニバン)』のonoT氏は、ライトニングトーク(LT)ならぬ「ライトニング面接」を提案している。
ライトニング面接は、LTと同じように、5分で行う。このわずかな時間だけでエンジニアの「適性」を判断できるとonoT氏は語る。
5分という制限時間の中で自分をアピールしてもらえれば、自分の考えをまとめるスキル、自分の考えを伝えるスキル、資料作成スキルといった日々の業務に必要なスキルが分かる――これがライトニング面接のメリットだ。
さらに、エンジニアが技術に向きあう姿勢や、本人の知識を垣間見れる面接方法だと、onoT氏は述べている。
もちろん、企業側はさまざまな準備をしなくてはならないが、エンジニアの採用に悩む人事担当者が試してみる価値はありそうだ。
【キャリア】IT人材のあるべき姿と現状
『Road to IT-Engineer/ITエンジニアの生きる道』の高橋秀典氏は、ユーザー企業のIT部門向けの講演内容を紹介している。
IT部門は閉鎖的な環境のため、慢性的な情報不足・刺激不足になりがちだ。そのため、仕事においてさまざまな問題を抱えている。
また、IT部門で働くエンジニアが、年齢別に断絶があると、高橋氏は指摘する。
- シニア層:IT創成期にバリバリ働いていた、年齢が上の管理職。達成感のある生産的な仕事をこなしてきて、自らの経験に自信を持っている人が多い
- ミドル層:シニア層に育てられた人たちで、技術的な広さや深さが増してきた時代に活躍していた。頻出する新しい技術についていきづらく、マネジメントに偏っていく傾向にある
- エントリ層:ITの過去の成功やイメージにつられて参入した人たち。シニア層のような深い経験もできず、1人ですべてをカバーしきれないほど技術が複雑化しているため、さまざまなシニア層やミドル層とのギャップが大きい
彼らがそれぞれ抱える悩みや互いへの不満が複雑に絡み合ってる――これがITエンジニアの現状だという。さらに、IT関係職の低待遇や長時間労働などの要因が加わり、IT関係職は深刻な人材不足に陥っている。
高橋氏は、現状の課題を整理した上で、あるべき姿をまとめている。社内の制度に問題を感じているエンジニアに一読してほしいコラムである。
【新連載】大阪で働くSE兼PGの連載がスタート
新連載を紹介しよう。大阪で働くSE兼プログラマのなかうら氏によるコラム『Short Code』がスタートした。
「燃え尽きてしまいました」――コラムはこんな一言から始まる。
なかうら氏は、激務の日々を過ごしていた。しかし、ある日突然、仕事がぱたりと暇になった。いきなりやってきた「暇な時間」に戸惑い、「自分は燃えカスになってしまったのでは」と不安な毎日を過ごしたという。
そんななかうら氏を救ったのが、友人であるエンジニアとの交流だった。他者との交流に喜びを覚えて刺激を得たなかうら氏は、勉強の意欲を取り戻した。これから、さまざまな情報発信を行っていく予定だという。連載の今後に期待したい。
【新連載】深く考える力とは何か?
もう1つ、新連載を紹介する。嶋範之氏による『世界に対する認知を変えれば、生活が100倍楽しくなる』だ。
「より深く考える力」は訓練を通して身に付けられるが、現状の教育制度では習うことが難しいという。「深く考える力」を身に付けて生産性を上げるための手助けをしたいと、嶋氏は語る。
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