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在宅勤務5年目エンジニアが考える在宅勤務を希望する3つの理由

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

この記事では下記をほぼ同義として記載します。基本的に「在宅勤務」を使います。
・在宅勤務
・テレワーク
・リモートワーク

『「出社すると集中しづらい」「人間関係がストレス」 ITエンジニアから見た、テレワークの現在位置は?』

上述の記事を興味深く読みました。

特に下記の部分は、私も同感でした。

現在テレワークを実施している人に「今後勤務先が出社回帰の方針を打ち出した場合、キャリアプランにどのような影響を与えるか」と聞いたところ、43.7%が「同職種での転職を検討する」と回答した。回答者の年代を30代に限定すると過半数(54.1%)が転職の意思を示した。

そこで、現役エンジニアが在宅勤務を希望する理由を3つ挙げて、説明してみたいと思います。

※あくまでも私の場合なので、他のエンジニアのみなさんの意見を代表していない点、ご理解ください。

私の働く環境について

私が働いている企業は基本的に在宅勤務です。なので、上述の記事でいうと「ハイブリッド型勤務」に当たります。

"基本的に"というのは、業務によっては客先に常駐する場合があったり、業務で使用する端末やサーバに接続制限があって会社のネットワークが必要になる場合があったりして、どこかしらに出社するケースがあるからです。

この在宅勤務スタイルが一気に職場全体に広がったのはコロナ禍です。私の場合は2020年4月から在宅勤務を開始しましたが、職場としては2020年初めあたりからグラデーションで始まった感じです。

理由1:通勤時間がストレスだと感じるため

在宅勤務になってしばらくして、気づいたのが「私にとっては通勤時間がストレスだった」ということ。

ストレスを細分化すると下記の2点が大きいです。

  • 電車内の混雑によって、他人にぶつかられたり足を踏まれたりという混雑によって発生することが不快に感じること
  • 電車遅延時の臨機応変な対応や他の乗客の反応が不快に感じること

「通勤電車が混雑することは当たり前なんだからそれぐらい我慢すればいいのに」とか「他の乗客の反応なんか気にしすぎ」とか思われるかもしれません。私もその状況を手放しで受け入れいたわけではなく、通勤時間に気を紛らわせる方策(音声コンテンツを聴く、耳栓をする、目を閉じる、混雑回避で早く出勤等)をやってきましたが、それでもやっぱりストレスを感じていたのです。

在宅勤務になって、このストレスに感じていた通勤時間が無くなったことで、お仕事の日に疲弊しにくくなった気がします。朝晩の通勤でかかっていた負荷が無くなったわけですから、そりゃそうですよね。

理由2:他人が多くいる環境では集中しにくいため

自分以外の人々がたくさんいる職場では、物音や話し声によって集中力がかなり削られていたなと、在宅勤務になって感じました。

これも人によっては「気にしすぎでしょ」と感じられるかもしれませんが、ドアを閉める時の「バタン」という音にいちいちビックリしたり、自席の近くでの会話に集中モードを乱されてしまうタイプの人なので、地味に辛かったんだなと感じています。

在宅勤務前は、フリーアドレスではなかったので、ドアの近くから自分を遠ざけることも難しかったですし、電話を取ることもあって呼び出し音に反応できるようにしておく必要があったので耳栓をするわけにもいかなくて、これについては対策が難しかったのです。

在宅勤務では自宅の環境音だけです。同居家族の話し声やどこかの工事の音があったりしますが、それも耳栓をしたり、BGMをかけたりすることでずいぶんマシで、集中しやすくなりました。

理由3:時間を上手く使いやすくなるため

これは、通勤時間が無くなったことが大きいです。最短の通勤時間という時間だけでなく、混雑を避けたり電車遅延を見越したりして早めに家を出る必要も無くなったので、通勤時間+αの時間を使う必要が無くなりました。

在宅勤務になって、それらの時間は通勤以外の時間として使えるようになりました。朝だったら、睡眠時間や家事の時間として使うことができています。夜は、ちょっとした通院や買い物、家族との時間に当てることができています。

家から会社までの時間がゼロになるので、ちょっとした用事を済ませたい時も仕事終わりにできたり、全休ではなく半休で間に合ったりするんですよね。

私の場合、ちょっとした通院(定期検診や軽い症状等)は自宅近くなので、在宅勤務であれば午前半休や仕事終わりに行ってくることができます。出社していると、午前中に通院が終わっても、午後に出社が間に合うかバタバタするので全休にしたり、仕事終わりに行きたくても受付時間が終わっていたりして、地味に不便さを感じていました。

お子さんがいる同僚に話を聞くと、急なお迎えが必要になると、家と職場の移動があって半休が必要だったけど、在宅勤務になって休憩時間をズラしたり、同僚と調整して中抜けをしたりして、やりくりできるようになったとのこと。

おまけ:出社のデメリットに対して感じること

上述の記事にあった、出社のデメリットに対して、いくつかピックアップして、私が感じたことについて、ちょこっと書いておきます。

人間関係のストレスが増える

これは確かに、と思う反面、対面でのコミュニケーションも必要だなぁと感じています。

「理由2:他人が多くいる環境では集中しにくいため」もある種、人間関係も含まれていますが、どっちかというとコミュニケーションでのストレスが増えるというイメージだと受け取りました。

聞きたくない会話が聞こえたり、対面での表情や振る舞いが合わない人がいたり・・・そういうのは出社だと感じるだろうなぁと思います。

外食費・交際費が増える

これは最近、あんまり飲み会を積極的にする風潮ではなくなってきている気がするので、出社したからといって増えるとは言えないかも。

少なくとも私の周りでは飲み会はあんまり無いですし、何より拠点が離れている※ので物理的に会うのは難しいです。

※私は関西拠点ですが、同僚は関東、中部の人がいます。

服装や身だしなみの制約が増える

ファッションやメイク、いわゆるオシャレをすることが私は好きな方なので、あんまり感じたことは無いかも。

むしろ在宅勤務だと、ファッションやメイクに関する感度が落ちてしまっている気がして、休日はオシャレをしたいがために、外出してますね。ウィンドウショッピングの機会は増えた気がします。

ただ、ドレスコードが厳格に決まっている会社や職場、職種だったら、身だしなみに対して制約が増えると感じるかもしれません。

無駄なコミュニケーションが増える

これって立ち話とか、会議で議題は済んだのに雑談をしているとか、そういうことでしょうか。

私自身立ち話しがちなタイプなので、これはゴメンナサイというしか無いですね。

だけど、そういうちょっとした会話から、相手の人となりや考え方が分かったり、どういうコミュニケーションスタイルなのかが分かって、仕事しやすさに繋がるってこともあるかも。部下の様子を気に掛けるチャンスとも捉えられそうです。

私生活とのバランスが取りにくい

上述の「理由3:時間を上手く使いやすくなるため」にも含まれるように、通勤や職場という物理的に拘束されるから、私生活とのバランスが取りにくい、というふうに理解しました。

職場に行ってしまうと、往復時間も含めて拘束時間が発生しますもんね。職場から移動となると、自宅からの距離に関わらず一定時間はラグが発生して、すぐに対応できないですし。

逆に、職場に出ているから、帰りに習い事や対面セミナーを受けに行きやすいというメリットもあるようにも感じました。私の職場は大阪の都会の方なので、習い事やセミナーに参加するには出社している方が行きやすかったなと思うことも。オンラインで受けられるのだったら、在宅勤務のほうが良いですけどね。

在宅勤務5年目エンジニアが考える在宅勤務を希望する理由

私の場合は、今の段階では、上述した3つの理由があるので、在宅勤務を希望しています。でも、今後何かの事情ができて、出社を希望するようになるかもしれません。

そう考えると、上述の記事に書かれているように、完全出社のみという働き方だけでなく、場合によっては在宅勤務・出社どちらも選べるような柔軟な働き方を求められている気がしました。

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