第707回 生成AIとの関わり方
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
エンジニアライフで生成AIネタが増えてきていますね。そういう時は流れに乗るのがコラムニストです! ということで今回は私が普段仕事でどのように生成AIを使っているかをご紹介したいと思います。
■わたしが使っている生成AI
世の中には優秀な生成AIがたくさんあります。その中で私も以前は複数の生成AIに課金をして使っていましたが、現在はChatGPTのみに課金しており、それ以外は無課金で使っています。というか、今はほぼChatGPTしか使っていません。仕事の効率を考えたら生成AIを分散して使うことの方がよいとは思うのですが、私の場合そこまでどっぷり使う必要もないので、今はChatGPTをメインにして、それで足りないことがあれば他の生成AIでカバーしているような感じで使っています。
で、ですね、私の場合、研修全般で見てみると大体こんな感じの仕事の分類になっているんです。
- 営業~提案
- コンテンツ開発
- 研修登壇
- 効果測定
この内、研修登壇では生成AIを使うことはないのでここを除外すると、これ以外の仕事ではほぼ全部生成AIを使っています。
■営業~提案の場合
ここでは大きく2つあります。一つは議事録作成、もう一つは提案書作成です。
議事録作成はTeamsやZoomなどのオンラインで行うミーティング場合、トランスクリプトが取れるので、それを議事録の形に落とし込むことをやっています。これはトランスクリプトさえあれば簡単にできます。また時間をかけずに議事録をつくれるので先方にも喜ばれたりします。
そして、もう一つは提案書作成です。私の場合は生成AIでがっつり提案書をつくるというより、全体の骨組みを考えてもらう感じで使っています。また、情報漏洩をさせないためのオプトアプト対応はしていますが、それでも情報漏洩が怖いので機密情報は生成AIに流し込まないようにしています。そのため、詳細な内容までは掘り下げられないため、生成AIで概要レベルで作り込みをし、最後の仕上げを私が行うようにしています。
この流れで提案書を作るようになってから、提案書を作成する工数が半分以下に減り、かつ内容も充実させることができるようになりました。その結果、案件の成約率を下げることなく高い水準で成約率を保てるようになっています。
■コンテンツ開発
ここもかなり生成AIを活用しています。私は研修コンテンツを開発する場合、最初に全体の構造をつくってから細部を作り込んでいくやり方をするのですが、全体の構造を作る時も、細部を作る時も生成AIに概要を作らせ、それを私が仕上げていくやり方で作っています。
私の大きな欠点でもあるのですが、私はやる気スイッチが入らないとなかなか仕事をしないんですよね...。その原因は仕事の第一歩を踏み出せないことにあるんですが、生成AIを使うと簡単にコンテンツの第一歩を作ってくれるので、そこで仕事で止まってしまうことが少なくなったように思います。これも生成AIを使った大きな効果だなと思います。
また、ここではネタを集めるためにYouTubeなどの動画から情報を拾ってくることもあるんですが、動画の内容を要約することもやっています。こうすることで動画の内容を一部始終見ることなく、要約を確認すればあらかた内容が分かるので、今はこの方法で動画から情報を収集するようにしています。ちなみに、この方法は動画だけでなくPDFなどの資料からでも要約した情報を拾ってくることができます。こうしたことも生成AIならではですよね。
■効果測定
最後は効果測定です。ここは2つやることがあり、1つは効果測定の方法を決めること、そして2つめは実際に効果測定をすることです。
実際にはどのような効果測定をするかは最初に決めておくのですが、その元ネタを考えるのも生成AIにしてもらい私が固めていきます。実際の効果測定は情報漏洩に配慮しつつ生成AIにデータ加工を任せます。そしてできたデータの確認を私が行い完成させます。
■生成AIとの関わり方
生成AIの凄い所はどれだけ無理難題をいっても、一応の答えを返してくれるところにあると思っています。また、私のように気分で仕事をしてしまうような人間からすると、気分の上がらない時にこそ生成AIの力が頼もしく感じたりもします。
このように私にとって生成AIは自分に足りない所を補ってくれるパートナーのような役割だと思っています。そのパートナーはとても高性能でいろんなところに目が向いて気が利くヤツなんです。でも万能じゃない。だから、最後は私がちゃんと自分の思い描く結論に落とし込まなければならないと思っています。この辺は暗黙知的な話なので、どこまで行っても生成AIに任せるのは難しいと思います。
思うんですが、結局のところ生成AIがどれだけすごくても、それを使うのは私たち人間なんです。だから、生成AIには目的などはなく、与えられた命令を自分の行える範囲で対応するだけのツールでしかありません。そこに目的を与えているのは他ならない私たちです。だから、生成AIを活かすも殺すも私たち次第です。
なので、もし生成AIを使えないとしているなら、それは使おうとしている私たちの側に問題があるかもしれません。そう考えると、生成AIとの向き合い方をちゃんと理解しておくことが、生成AIを仕事で活用する際に一番重要ことなんじゃないかなと思います。