合否が出る試験とスコアが出る試験の付き合い方
みなさま、おはようございます。Kyonです。
前回の記事で「久しぶりにTOEICを受けようかな」と書いたのですが、3月の試験に申し込みました。久しぶりにTOEIC関連の書籍を買ってきて、ペラペラとめくっていましたが、文法をかなり忘れてしまっているので、日々文法問題とそれの音声データを聞き流しています。
ちょうど、最近のお仕事でも、海外にある開発子会社とやり取りする機会が増えました。ちょっとラッキーです。読み書きの練習と思って、前向きに取り組んでいます。
さて、そんなTOEIC話に関連して、今回は試験に関する話題でいきます。
試験には2種類ある
試験結果という観点において、試験には2種類あると思います。
まず1つ目は、合否が出る試験です。多くの資格試験がこのパターン。合格か不合格かが出る試験ですね。エンジニア界隈で有名なところでいくと、情報処理技術者試験や、先日私が受けたAWS Certifiedを始めとするクラウド資格あたり。メリットとしては、合格したら取得資格として履歴書に書けたり、合格者としての恩恵を受けることができます。デメリットとしては、不合格時、合格者ではないので、メリットとして挙げたことはできないです。もちろん、「勉強中」等として履歴書に書くのは有りかなとは思いますが、合格という一定のスキルの担保はされないでしょう。
2つ目は、スコアが出る試験です。試験結果としては合格か不合格かではなく、スコアという形でどれだけ得点できたかが返ってきます。私が受けようとしているTOEICが有名なところ。メリットとしては、どれぐらい理解できているかを定量的に表示できること。デメリットとしては、その試験において、そのスコアがどれぐらい上位なのかが、試験について知らない人からは分かりにくいということでしょうか。
ざっとそれぞれのメリット・デメリットを書いてみました。他にもあるかもしれませんが、どっちが良いかではなく、それぞれメリット・デメリットがある、ということです。それと、試験自体が何を測ろうとしているのかによるので、測りたいものによって結果の出し方が変わるということです。
不合格が続くと堪える気がする
ここからは私の体験の話になります。
4~5年前にもクラウド資格を受けたのですが、当時の勉強方法がイマイチだったのか、不合格が続きました。当時受けた資格はテストセンターで受検したら、その場ですぐ合否が出るタイプで、その現場で「不合格」と突きつけられるのは結構メンタルにくるものでした。しかもそれが1回だけじゃないとなると、「何やってるんやろう」とか「自分には向いてないんかな」とかネガティブな思考も浮かんできます。
自分の勉強方法や理解力が足りないから不合格なのは分かっているんですけど、なかなか前向きに取り組みにくくなります。そういうわけで、4~5年前にクラウド資格を受けてから、昨年までクラウド資格には手を出さなくなってしまっていました。
今となってみれば、合格ラインにいかずとも多少は知識が付いてきていたかもしれないのに、ちょっともったいないことをしたなと思います。
合否が出る試験とスコアが出る試験の付き合い方
今回TOEICを久しぶりに受けることにしたのですが、少しだけ気分が楽な気がしました。なんでかなと思って考えたところ、結果が合否ではなく、スコアで出るところにあると感じます。スコアは自分の現在地を示してくれるものです。合否という2値ではなく、TOEICだったらリスニング5~495点・リーディング5~495点のトータル10~990点のスコアで5点刻みで出ます。このグラデーションのような結果が、今の自分にはちょうど良い気がするのです。
合否が出る試験も大切だけど、スコアを見て自分の位置を知るタイプの試験も大切で、細く長くスキルアップしていくなら、試験に対する心持ちを考えて、どちらを受けるか考えるのも一案だなと感じました。
前向きに取り組むためには、気持ちの面も考えて、今受けやすい試験を受けて、少しでもスキルアップするという考え方もアリなんじゃないでしょうか