第691回 休むときは休む
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
このコラムが発表される頃は夏季休暇を取られている方も多いのではないでしょうか。かく言う私もお休みをいただいているのですが、そんな中でもやっていることは相変わらず仕事です。ホントに年がら年中仕事ばっかりやっているなぁと思います。そんな中、ある一日は完全に仕事から離れることができた日がありました。今回はこの日に感じたことを書きます。
■仕事から離れた日
ここの所、仕事の量がどんどん増えてきていまして、気づいたら寝てるか食事をとっている以外は全部仕事をしています。普段はこうしたことでも特に何も感じないのですが、今回は流石に疲れも溜まって来ていてオーバーフロー気味だなぁと思い、思い切って時間を取って仕事から離れることにしました。
ちょうどうまく1日だけ休みが取れたので、この日は絶対に仕事のことはしない、スマホでも情報を見ない、完全オフにする! ということで仕事から離れることになりました。
朝起きて、普段であれば仕事のメールやTeamsのメッセージをチェックするのですが、それもしません。私はスマホに仕事のメールやTeamsのメッセージが来たら知らせるような設定にしているのですが、メールやメッセージが来ても全部無視! 正直、その内容を見たくなる自分もいたのですが、ここで見たらいつもと同じだと思い、心を鬼(?)にして見ないようにしました。
そうした午前中を過ごしていると、私の中の感覚が少し変わってきました。それは、少しずつですが仕事に意識が向かなくなってきたんです。何というか、身体の中にある「仕事」というモノが減ってきているような感覚になってきたんです。
そうして数時間も経つ頃には完全に仕事を忘れている自分がいました。何というか、本当の意味で自分のプライベートを楽しんでいる、そこに仕事というモノが一切入り込まない感覚を何十年ぶりかに感じました。
「そういえば、休みってこうだったよなぁ」
そんなことを思いながら、休むってことを満喫した一日でした。
■仕事から離れて感じたこと
この一日を振り返ってみて感じたことは、私にも仕事以外の一面はあるんだなぁってことでした。当たり前っちゃー当たり前の話ですが、ここ何十年ずーっと仕事のことだけを考えてやってきていたので、仕事以外の自分というモノが想像できていませんでした。
でも、ちゃんと休みを取って仕事から離れたら、仕事以外の自分ってちゃんと出てくるモノなんですよね。何だか、20代の頃の感覚に戻ったような感じになりました。
なんというか...こういうことが本当の意味でもリフレッシュすることなんだなぁとつくづく思い知らされました。。。
■休むときは休む
人間一つのことばかりやり続けているとそこが全てだと勘違いしてしまいます。実際私がそうです。私はほぼ24時間365日全部仕事なので、仕事以外のことはほとんど考えていませんでした。でも、そんな私にもちゃんと仕事以外の一面はありました。
それは休むことができたから表れてきたんだと思います。
休むときには休む、仕事をする時は仕事をする。
当たり前のことですが、こうしたメリハリをつけることが仕事をする上でも、それ以外のことをする上でも大切なことなんだなぁってあらためて気づかされました。
ちょうど、今の時期は夏季休暇なので、今年は仕事ばかりしないでちゃんと休んで自分だけの時間を満喫したいと思います!