第704回 結局、どういう人が求められるのか?
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
仕事でサポートについてくれる人がいるとしたらどんな人がサポートしてくれるとありがたいですか? こんな質問をすると皆さんはどのような人をイメージされますか? というのも、最近になって私の仕事のサポートをしてくれる人を本気で考えるようになりました。今回はこのことについて書きたいと思います。
■私がサポートを求める理由
私はどちらかというと、今までは一人で動くことが多かったと思います。それは研修にしてもキャリコンにしてそうですが、例えば研修の場合、基本は私がお客様と直接商談をし、仕事を受注し、コンテンツを開発し、研修に登壇し、効果測定を行い、仕事を納めるといった流れで仕事をしてきました。そのため、仕事はおおよそすべて私一人が対応していました。こうした仕事の仕方のメリットはすべての工程を私が対応するので、私が納得の行くように進められます。一方でデメリットとしては時間がかかってしまうということでしょうか。
私はずっとこのやり方で仕事をしているので、自分の対応できる作業量以上のことはできません。それでも、私のことを信頼して待っていただいているお客様もおられるので、何とかその期待に応えたいと思い、これまぜずっと一人で仕事の品質を落とさないようにやってきたつもりです。
しかし、私も50も半ばを過ぎ、そろそろ先のことを見据えなければならない時期に差し掛かってきました。そうした時に、後進を育てておきたいという考えが芽生えてきたんです。私の持っている知識、経験、スキルをすべて受け渡し、私以上に活躍できる人材にバトンタッチをしたいなぁと考えるようになってきました。勿論、それは数年単位のことではなく、もっと長いスパンでの話なのですが、私の跡を継いでもらえるような人材をちゃんと育てたい、そんな想いが強くなってきました。
その想いを実現するためには、まずは私の仕事のサポートをしてもらい、少しずつ私のやっていることを吸収して自分のモノにしていく必要があると考えました。
そして、サポートをしてくれる人ができるということは、私の活動量を更に増やせることになります。今まで一人だからできなかったことも、サポートがいることで私の可動域は広がっていきます。それによって、私自身も更に成長することができるんじゃないかって思うんです。
こうしたことから私は私をサポートしてくれる人材を考えるようになりました。
■どんな人がサポートしてくれるのがベストか?
そして、ここからが今回のメインどころになってくるのですが、それじゃ、私はどんな人にサポートをしてもらいたいのか?
これは皆さん自身に置き換えて考えて考えてみていただきたいのですが、もし自分をサポートしてくれる人がいるとしたら一体どんな人を望みますか?
それって、やっぱり技術力じゃないと思うんです。勿論、技術力は必要ではあるんですが、後からでも身に付けることができるからです。
それよりも、もっと必要になってくるのは、
- コミュニケーション能力
- 地頭力
あたりですよね。こうしたスキルがないとまともに人と対話ができないと思うんです。これらのスキルについては概ね同意していただける方も多いのではないでしょうか。
ただ、それだけでは私は片手間だと思っています。
■結局、どういう人が求められるのか?
それは一体何か? 一言で言えば「想い」を持っている人です。私は自分の仕事をサポートすることに対して前向きな強い想いを持っている人に手伝ってほしいです。
想いの持ち方は人それぞれ違いますが、それでも高橋の仕事をサポートする上で私はこうありたい、こうなりたい、そんな事を考えている人にサポートしていただいた方が、より建設的に意見を戦わせることができますし、私の想いとその人の想いを共有することで、より大きなシナジーが生まれる可能性だってあると思うのです。
こうしたサポートの存在ですが、現在具体的な準備に入っています。そのため、いずれそう遠くない未来にサポートの方がついてくれるとんじゃないかなって思っています。
年々、体力も落ちてきてパワーダウンしている感は否めませんが、その分こうしたサポートの方についていただくことで私自身のパフォーマンスをさらに上げ、かつサポートいただく方には1つでも今より高みに到達して欲しいと思っています。そうしたことを現実のモノとしていくことも、今の私にとって必要なことなんだろうなぁと思っています。