燃え尽きていました
はじめまして。なかうらです。
大阪でSE兼プログラマとして働いています。
ここでは仕事について考えることやキャリア形成、勉強への取り組みなど日々思うことをつづりたいと思います。
よろしくお願いします。
私はIT業界で10年あまり働いています。
この1~2年は特に忙しく働いていたのですが、突然仕事が暇になって「燃え尽き」という感覚を知りました。
今回はその体験をもとに、忙しい日々が過ぎ去った後に感じるけだるさから、どのようにして抜け出したかをお話しします。
■燃え尽きました
私、少し前まで燃え尽きていました。
この7月まで、それはそれは忙しかったのです。
休日出勤や徹夜が当たり前というような、開発スケジュールが厳しいプロジェクトに関っていたので、プライベートな時間はほとんどありませんでした。
そんなプロジェクトもやがてはリリースを迎え、たいていは定時で帰れるようになりました。
家に帰ってから眠りにつくまで、5時間も6時間もある生活は本当に久しぶりでした。
■私は燃えカスになってしまったのか?
そこで訪れる、燃え尽き。
あれもしたい、これもしたい、でも今は無理だから時間ができたらしよう。
忙しいときはいつもそう思っていました。
手をつけたかったことは山ほどあるのに、いざ時間ができると、何もしたくないのです。
最初のうちは、「とにかく今は疲れているから、何かを始める前にまず休息をとろう」とのんびり構えていたものです。
しかし、そんな日々が1週間、2週間と続くとだんだん不安になってきます。
私は燃えカスになってしまったのだろうか、と。
私は、「技術者はいつも勉強していなければならない」と考えるタイプですので、勉強への意欲が沸かないことがとてもつらかったのです。
今はその意欲は回復しました。
燃え尽き期を経て、また勉強への意欲を持てるようになったのは、他のエンジニアさんとの交流が大きかったと思います。
持て余していた夜の時間は、TwitterやFacebookをただ眺めたり、ときには友人と食事をしたりして過ごしていました。
特によく親交があったの、は仕事や勉強会を通じて友達になった人たちでした。
エンジニア同士で会話をしていると、技術に関する話題になります。
「いま○○を勉強している」とか、「××という技術は面白いよ」という話を聞いているうちに、自然と自分もなにか勉強しようかなと思ました。
やる気が起きなくて、技術系の話題から遠ざかっていたときでも、勉強しようと感じられた理由の1つに、友人を通して聞く技術の話には、本やインターネットで情報を得るのとは違う、リアルさがあるからだと思います。
そして大事なのは「反応」です。
相手が話してくれたことに対して、自分が何か反応する。
その反応が、自分の興味そのものだったりします。
「それはすごくいいね。私もやってみたい」「そんな仕様は嫌だな。△△のほうが好き」という感じで、きっかけがなければ自分でも気づかなかったことを話したり、リプライしていることがよくありました。
やると言った以上は実行しなければというプレッシャーもあり、徐々に、仕事以外の活動を再開するようになりました。
以上のような経験を通して、「意見を口に出す」「文章に書く」というアウトプット作業が、とても前向きに作用することを知りました。
このコラムでも前向きなアウトプットをしていきたいと思います。