SQLはすごい。でも、そのすごさ、なかなか伝わらない問題について
みなさん、SQL(エスキューエル)って知ってますか?
え?「それ、美容液の一種?」って思ったあなた、惜しいっ!
SQLとは、「Structured Query Language(構造化問い合わせ言語)」の略で、データベースに質問(クエリ)を投げて情報を引き出すための、プログラミングのような言語なんです。
要は、企業の裏側で「誰がいつどの商品を買ったか」みたいな情報をビシッと引き出してくれるスーパーツール。レジがピッと鳴るたび、在庫や売上の情報が見えないところでゴリゴリ処理されている。そんな「縁の下の力持ち」がSQLなんです。
でもその話、誰にも響かない。
SQLって、専門業界(エンジニア界隈)ではめちゃくちゃ重要な存在です。SQLができなきゃ仕事にならないこともあります。
でもですよ。たとえば久しぶりの同窓会で、
「いや〜最近、JOIN句を使ったサブクエリの最適化がハマってさ〜」
なんて話し出したら、次の瞬間にはたぶん誰もいません。全員、そっとLINEいじってるか、料理撮ってます。
ITエンジニアあるあるですが、SQLができる=プロフェッショナルでも、日常生活ではまったくドヤれません。
「オレ、最近筋トレしててさ〜」
「うちの子、バレエ習い始めたの〜」
「私はSQLで、1億件のデータから最適な結果を抽出してるよ〜!」
...うん、3人目だけ浮いてる。圧倒的に浮いてる。
なぜSQLは"スゴいのに伝わらない"のか?
答えはシンプル。「見えないから」。
SQLの結果って、数字の並んだ表とかグラフとか。おしゃれじゃないし、インスタ映えもしない。むしろExcel感。
しかも、それが役に立ってる実感がない人にとっては"何それ?便利なの?"状態。
でも、現実はこうです。
- あなたがスマホで検索して出てくる商品情報
- ネットフリックスが出してくる「あなたへのおすすめ」
- スマホ決済の利用履歴
- 病院のカルテの検索や過去データの抽出
ぜんぶ裏でSQLが動いてます。あなたの生活、SQLに支えられてます。
SQLエンジニアの悲しき日常
とあるエンジニアが言っていました。
「僕ら、SQLでビッグデータを処理しても、家族には"Excel触ってる人"くらいに思われてるんですよね...。」
切ない。誰か、この人にご褒美のJOIN句をあげてください。
まとめ:SQLはヒーロー。でもマントが見えない。
SQLは、デジタル社会の影のヒーロー。
でも、そのマントは誰にも見えないし、技を繰り出しても「地味」って言われる。
もしこの記事を読んで、「ちょっとSQLかじってみようかな」と思ったあなた。
もしかしたら、未来の"縁の下ヒーロー"かもしれませんよ?
SQLはドヤれない。でも、確実に世界を動かしてる。
そんな存在って、ちょっとカッコよくないですか?(いや、ドヤらせてくれよ...という気持ちも添えて)
どこかで、エンジニアの価値を少しでもベースアップする手助けが出来てれば幸いです。