働いている世のエンジニアの手助けになることを願う独り言

年末恒例!エンジニアが感じる「年末進行」の悲喜交々

»

年末が近づくと、ITエンジニアたちの耳には、ある種の「呪文」のようなフレーズが聞こえ始める。「年内に終わらせたい案件」や「年明けローンチ目指して」というフレーズです。この響きを聞くたび、ベテランエンジニアの私も、心のどこかで苦笑いを浮かべながら、「ああ、今年も来たか...」と身構える季節がやってきたと実感します。

「年末進行」の不思議な現象

この「年末進行」という風物詩、どこからともなくやってきます。「どうしてこのタイミングで?」と思う案件がポコポコと湧いてきて、気づけばスケジュールはぎっしり。それもそのはず、年末進行案件にはいくつかの特徴があります。

1.スケジュールの急変
 夏頃には「余裕を持って進めましょう」と言っていたプロジェクトが、秋になると「このままだと年明け無理かも?」と急に焦りだすのです。そして11月には「これ、年内に仕上げたい」と決定打を放たれます。

2.人手不足が顕在化
 年末はみんな忙しい。営業も企画も「資料作成で手が離せない」などと言い出し、結局最後の泥をかぶるのはエンジニアです。納期が迫る中、いくつものタスクを抱えて夜な夜なコードとにらめっこするのが恒例行事。

3.「年明けには稼働開始!」のプレッシャー
 ローンチの予定日は1月の第一週。「新年早々、バグが出たらどうするんだろう...」という不安が頭をよぎりつつも、やるしかない状況に追い込まれます。
 

毎年同じことやってない?

エンジニアを長年やっていると、もはやこの「年末進行」にも熟練の対応力が身につきます。それでも、ふと手を止めて思うのです。「これ、去年もやってたよな...?」と。

計画性が足りない、リソース不足、コミュニケーションミスなど、理由はさまざま。でも不思議と毎年同じような展開を迎えてしまうのは、業界の宿命なのでしょうか。おそらく、ほかの業界でも似たような現象は起きているはずです。私たちITエンジニアにとって特も「納期」という言葉は重みがあります。

年末年始の予定が犠牲に...

私だって人間です。年末年始は家族や友人とゆっくり過ごしたいし、趣味に没頭したい気持ちもあります。でも、目の前のタスクを片付けない限り、そんな自由は訪れません。結果として、年越しそばをすすりながらコードを書く羽目になることも...。

こうして迎える新年は、達成感に満ちているかというと、むしろ「やっと終わった...」という脱力感のほうが大きいのが現実です。

最後に

「年末進行」はエンジニアにとって避けられない試練ですが、その一方で年末ならではの「達成感」や「充実感」を味わえるのも事実です。もちろん、理想はもっと穏やかに新年を迎えること。それでも、どんな状況でも最善を尽くすエンジニアの姿勢は、業界を支える力強い柱だと信じています。

今年もあと少し。どうか皆さんも体調に気をつけて、無理のない範囲で年末を乗り越えてくださいね!


どこかで、エンジニアの価値を少しでもベースアップする手助けが出来てれば幸いです。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する