新年の決意は熱いうちに!
2011年はどうも筆が進まず、まったく更新できていなかったのだが、2012年心機一転ということで、コラムも再開していこうと思う。
コラムを再開するにあたり、当面の間は「他人に読ませる」ということを意識しすぎて、筆が止まってしまうことを避けるため、「独り言」に近いコンテンツをお届けしていこうと思う。一種のリハビリとでも言おうか。実際、まとまった文章を書き下すということは、かなりのエネルギーを要するし、構成・内容を生み出す段階においては、産みの苦しみとでも言うべき独特の苦しみがある。
また、書くことをやめてしまうと、書く力は急速に衰えるものだ。僕の体感としては、これは筋トレを中断して筋肉が細くなっていくよりも、急激で大きな影響を及ぼすものだと思う。加えて、若干の文章恐怖症になっている面もあり、そういう意味でもリハビリが必要なことは間違いない。
というわけで、まともなコラムを書けるようになるには、ずいぶん長い時間と回数が掛かりそう。
今回は、独り言という言葉を受けて、「つぶやき」について考えてみたい。
◆「つぶやき」と文書作成能力への影響
いまや、「つぶやき」は我々にとってなじみ深い言葉となっている。現代においては、twitterという世界を席巻するツールのおかげで、インターネットでつながる何億もの人たちに、どうでもよい個人の独り言を伝えられるようになったわけだ。
おかげさまで、僕自身も毎日数件のつぶやきを垂れ流しており、時には何かしらのリアクションをもらって、人とのつながりを感じることで、なんだかよく分からない満足感を得ている。これは麻薬のような側面があり、SNS(ソーシャルネットワークサービス)を成り立たせる大きな要素の一つである。
ブログが日本で流行り始めた頃に、「人に見られる文章を書くことで、文章作成が上達する」なんていう意見はあったような気がする。そこから数年経ち、このつぶやくという140文字に収まる短文を連発することは、僕らの文章能力にどんな影響を及ぼしているのだろうか。
良い点として、少ない文字制限のなかで伝えたいことを凝縮するために、伝えたいことを整理する力が向上しそうだ。もしかして、より短くて的確な表現を探すことで、語彙が増えるかもしれない。
悪い点として挙げるとすると、洗練されない言葉を具現化してしまう、ということだろうか。なんとなく文章を書いてしまう癖がつくと、「隙のある文章」を書き下してしまう、という危険は考えられる。
◆ただし、良いも悪いも効能は個人次第
そんな良い点も悪い点も、すべては個人がどんな目的やモチベーションでツールを利用するかに依存する。これはブログの頃でも今でも変わらない。単語を繋げて垂れ流しているだけでは、別にスキルは向上しないのだ。
実際に、インターネットの発達が人の文章能力にどれほどの影響を及ぼしたのかを僕は知らないが、このオープンな場を自己表現・スキルアップのために有効に使えるよう、自分自身が意識を高めていきたい。
前述の良い点/悪い点は、僕の感想なのだが、みなさんはどう考えるだろうか。
エンジニアライフのコラムニストであれば、発表する場があることで文章能力が向上した、という方は多いと想像している。「つぶやき」の効能については、今度集まる際にでも、ちょっと伺ってみたい。
最後になりますが、2012年もみなさんにとって、ワクワクするような素敵な1年になりますように!
コメント
おおき
さまともさん
ご無沙汰です。2010年のメールを整理していたらこのサイトが出てきたので拝見しコメントを入れました。
元気そうで何よりです。また、筆が進まないのもABCの頃と似ているので、ちょっとさまともさんの若りし頃を思い出してしまいました(笑)
今年がさまともさんにとっても成長できる年でありますように!
サトマモ
おおきさん、
意外なところからのコメント、とても嬉しく思います!
昔からの癖というのは、なかなか改善しないものですが、千里の道も一歩から。
徐々にやっていきたいと思います。
リクエスト送りましたので、facebookでお会いしましょう♪