時代とともに進化するもの
ご無沙汰過ぎて申し訳ありません。サトマモです。
書かなくてはなーと思いつつ、最近悩める時期でもあり、なかなか気の利いたコラムが書けそうにない、と筆から遠ざかってしまっていました。
しかし、9月はエンジニアライフの大イベントもあるわけなので、少しは活動しておかないと! というプレッシャーもあり(笑)、肩の力を抜いて徒然に執筆してみようかと思います。
■ワインとメインフレームの共通点?
いきなりですが、みなさんお酒はお好きですか?
わたしはお酒大好きで何でも飲むんですけど、ワインを飲むことが多いです。先日は近くの酒屋さんの試飲会で、昼から試飲しすぎていい感じになってました(笑)。
それはさておき。
先日、ちょうど弊社の新メインフレームの社内セミナーに参加して話を聞いているうちに、ふと考えました。
メインフレームもワインも昔からあるものだけど、時代に合わせての変化や、機能や品質そのものの進化を伴いながら、ここまでやってきているんだなぁ、と。
ちょうど、試飲会でも最近のワイン醸造家の取り組みをお話しいただいたのもあるかと思います。
例えば、オーガニック栽培の方法でも、醸造家の方々ごとに色々な工夫があって、今もよりよい物を求め続けているわけです。改良や進化をしていくのは当たり前、と思うかもしれませんが、そこには歴史が長い分だけの伝統の重み、過去を引き継いでいかなければならない難しさがあります。
日本の伝統芸能だと歌舞伎もすごいですよね。海外へも進出していますし。これも伝統や過去を大事にしつつも、新たな表現の場を求めてのチャレンジでしょう。
これらと同じかどうかは分かりませんが、IBMのSystem zも既存のアプリケーション資産という伝統を抱えつつ、それでも新しいステージを狙っていく意欲はすごいな、と感心した次第です。こちらは宣伝です(笑)
http://www-06.ibm.com/jp/press/2010/07/2301.html
新しい革新的なシステムやアプリケーションに惹かれる面も当然ありますが、エンタープライズシステムの大半はすでに基本的な基盤機能を有している現状で、今後はインフラをどう扱うようになっていくんだろうか、と考えます。
パブリッククラウドで外出しするという手も当然あるでしょう。しかし、逆に内製化プライベートクラウドにして自社内でITガバナンスを確立するという方向もありそうな気もします。
企業ごとにIT戦略はそれぞれだし、抱えているシステム資産やミッションクリティカル度合いも違いますし、一概には言えない話ですが(ミッションクリティカルって言葉は、どうにも言いにくいですね)。
とはいえ、銀行の基幹システムをアマゾンのクラウドに乗っけるわけにもいきませんからね……。トランザクション量や規模を考えると、ほんとに安いのか、とか。日本国民が1日くらいATM止まっても別にいいよ、と言ってくれれば、もうちょっとハードルは下がるかもしれませんが……まあ、そんなわけはないでしょう。
Twitterみたいに「I'm sorry」って出しておけば良いのであれば、いいんですけどね(笑)。
改めて考えるまでもなく、求められているものの違いは大きいと感じます。
■終わりに
どんな分野の製品、あるいはサービスでも、「常に革新と向かい合って生きていかなければいけない」というのは、何とも大変なことだと、しみじみと感じた今日この頃です。