【個人的に好きな曲】移行作業編 大学1年くらいの時、毎週土曜日の夕方に電波少年という番組がやってました。その番組で、ユーラシア大陸横断ヒッチハイクという企画がありました。ヒッチハイクで、ユーラシア大陸を横切って、ロンドンまで行くとい... 2020/02/07 Comment(0) 【小説 しょっぱいマネージャー】第四十二話 セブンティーン 8月24日(月)。23時半。郊外のデータセンター、その7階にあるサーバ室に主要メンバーが集まった。業務、バッチチームは池江、谷中。インフラチームは藤澤。秋華も来るはずだが、遅れると電話があった。移行チ... 2020/02/04 Comment(10) 【小説 しょっぱいマネージャー】第四十一話 あの時、ああしておけば、良かったね テレビに金剛彩香が映っている。ボーイッシュなショートカットに、涼やかな切れ長の目、スタイルの良い165cmの高身長。若手No1女優である彼女は、テレビ局を出たところで大量のマスコミの餌食になっていた。... 2020/01/31 Comment(8) ちゃお・プラチナまんが家セット10!が凄い件 『ちゃお』という女の子向け漫画雑誌があります。毎年、その付録に漫画セットというものが付いてきます。おっさんが、その漫画セット欲しさに今年も『ちゃお』を買いに行きました。毎年、ペンが入ってます。今年は消... 2020/01/27 Comment(0) 【小説 しょっぱいマネージャー】第四十話 未成年者略取 雄一は会議室を出た。去ろうとする秋華の腕をつかむ。「待ってくれ!話を聞いてくれ!」周囲が何事かと振り返る。「離せっ!」秋華は腕を振り、雄一を振り切ろうとする。だが、雄一も必死だった。プロジェクトにとっ... 2020/01/24 Comment(2) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十九話 猿とパンダ 会議室にて。雄一と藤澤の目の前には、猿そっくりの人間が座っていた。猿は背が小さく、雄一達が見下ろす形になっている。(やべぇ......)雄一の手の平から汗が噴き出した。ネットやテレビで観たことがある顔... 2020/01/21 Comment(4) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十八話 逃げるな (今日がテスト最終日だと言うのに、覇気が無い)雄一を見た藤澤はそう思った。「次、テストNo105。バックアップジョブを実行中にサーバが停止した場合の挙動確認と、復旧を行います」「有馬さん。それ、さっき... 2020/01/17 Comment(6) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十七話 一時間で振られて 8月6日(木)、20時。弥生は四越のライオン像の前で、人を待っていた。緊張を紛らわすために行き交う人の数を数える。昨日、結婚相談所の寺山から、数名の男を紹介された。弥生はその中から、写真とプロフィール... 2020/01/14 Comment(6) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十六話 PMは皆のマスコット 金沢課長が桜子の横で頭を抱えている。桜子を見据える柴田社長の目に力が入る。会議室は重苦しい雰囲気に包まれていた。突然、「はははは!」柴田社長が山の様な体を揺らし、周囲に響くほどの大声で笑い出した。「こ... 2020/01/10 Comment(6) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十五話 ITの神様に愛された男 如月弥生は都内の、とあるビルの一室に向かった。開け放たれた入り口には、『結婚情報サービス・縁結び』と書かれている。緊張を抑えながら、受付にある呼び鈴を押す。「ようこそ、お越しいただきありがとうございま... 2020/01/07 Comment(6) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十四話 誰のシステム データセンターは都心から車で約30分離れた郊外に建っている。それは真っ白な壁で覆われた無機質な10階建ての建物だった。35度を超える気温の中、建物は強い日差しに照らされてその輪郭が揺れて見える。その建... 2019/12/27 Comment(2) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十三話 完璧なママ 8月1日(土)。気温35度、晴天。雄一は四越デパートの入り口にあるライオン像の前に立っていた。向かいのビルに掲げられているデジタル時計を確認する。9時30分。期待で胸が高鳴り、待ち合わせ時間より30分... 2019/12/24 Comment(4) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十二話 人日遊び 府中屋の事務所を訪れた桜子は、会議室に通された。着席して待つ。出されたお茶に手を付けようとした時、ガチャリと音がし扉が開いた。「今日はお時間ありがとうございます」チャコールグレーの制服に身を包んだ、経... 2019/12/17 Comment(8) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十一話 洗脳する桜子 7月31日。ニッホン国は今日、戦後最高気温である40度を記録した。環境大臣は「この猛暑はもはや災害である」と宣言し、国民に十分な備えと注意を促した。世間はそんな過酷な状況に追い込まれていたが、OGR.... 2019/12/10 Comment(10) 【小説 しょっぱいマネージャー】第三十話 私の思い出 「安田さんから誘ってくれるなんて、どういう風の吹き回しですか?」「う、ん......」桜子はちょっと顔を赤らめ、こう答えた。「ちょっと、ね。飲みたくなったから......。誰でも良かったんだけどね」「... 2019/12/03 Comment(4) 【小説 しょっぱいマネージャー】第二十九話 人間の幸せ すえた臭いのするOGR.comのプロジェクトルームに、ズカズカとスーツ姿の男3人が乗り込んで来た。メンバー達は「何事か」と思いはしただろうが、彼らに見覚えがないので一瞥しただけで、自分の仕事に戻った。... 2019/11/26 Comment(8) 【小説 しょっぱいマネージャー】第二十八話 タフ・ネゴシエーション 翌日。「なんでお前が?」会議室の扉を開けた金子は、そこにいた松永を見て、そう言った。「金子さんこそ、どうしてここに?」「安田に呼ばれたんだ。お前こそ一体......」「私も安田さんに呼ばれました」二人... 2019/11/19 Comment(8) 【小説 しょっぱいマネージャー】第二十七話 金脈 昨晩、病室にいたあの7人の中に裏切り者がいたということか。桜子はいきなり7人は多いと思っていた。計画を知る者が多ければ多いほど、それが漏洩する可能性も高くなる。それに昨日知り合ったばかりの者達なら尚更... 2019/11/12 Comment(8) 【小説 しょっぱいマネージャー】第二十六話 誰がその手を汚すのか 「その顔、よく覚えてるよ。じっと見ていたかったけど、すぐ意識を失っちまったからな。でも、こうしてまたそのクールな顔を拝めるなんて、命があって良かったよ」と、酒井はニッコリ笑った。「いえいえ、そんな大層... 2019/11/05 Comment(10) 【小説 しょっぱいマネージャー】第二十五話 キニナルアイツ 藤澤はチーズバーガーセットを注文した。隣のカウンターでは桜子がエムドシェイクとビックエムドバーガーを注文していた。二人は職場から歩いて5分ほどの公園わきにあるエムドナルドに来ていた。二階の窓際席に二人... 2019/11/01 Comment(4) 前のページへ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次のページへ
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ちゃお・プラチナまんが家セット10!が凄い件 『ちゃお』という女の子向け漫画雑誌があります。毎年、その付録に漫画セットというものが付いてきます。おっさんが、その漫画セット欲しさに今年も『ちゃお』を買いに行きました。毎年、ペンが入ってます。今年は消... 2020/01/27 Comment(0)
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【小説 しょっぱいマネージャー】第三十九話 猿とパンダ 会議室にて。雄一と藤澤の目の前には、猿そっくりの人間が座っていた。猿は背が小さく、雄一達が見下ろす形になっている。(やべぇ......)雄一の手の平から汗が噴き出した。ネットやテレビで観たことがある顔... 2020/01/21 Comment(4)
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