【小説 スーパー総務・桜子】第二話 俺たちは物じゃねぇ! 雄一は鳴尾と別れた後、駅には向かわず繁華街へと向かった。言い寄って来る客引きを無視し先を急ぐ。目的地は由紀乃のいるキャバクラ『エガオヲミセテ』だ。「いらっしゃいませ」ボーイに案内され、黒い革張りのソフ... 2019/01/08 Comment(2) 【新春】没ったコラム【蔵出し】 思い付いたことをノートやパソコンのメモ帳に書き留めて置いて、それをいつかコラムにしようと思っています。去年も結構たまってました。それらを時間をおいて後で見返してみると、「あれ?コラムにすべきか?」って... 2019/01/04 Comment(2) 【小説 スーパー総務・桜子】第一話 健康診断に行け! 主な登場人物・有馬雄一(24)......入社一年目のエンジニア・安田桜子(25)......総務・川崎由紀乃(23)......キャバクラ嬢※『【小説データベース道は一日にしてならずだよ!】痛い目見... 2018/12/25 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】最終話 やっと満たされた彼女<後編> 一週間後。駅前の阪Qデパートの八階では定期的に催事が行われている。『デッカイ道物産展』や『ハカタ美味かもん感謝祭』とか、そう銘打ち地方の美味しい食べ物が一堂に介する。今週はニッホン各地の美味しいものが... 2018/12/19 Comment(8) 【小説 失格のエンジニア】最終話 やっと満たされた彼女<前編> 「うそだ!嘘だ!ウソだ!」雄一は人目もはばからず大声で怒鳴った。美穂は雄一がそういう反応を取ることが予測出来ていたのか、特に驚いた様子も無かった。代わりに目を伏せ悲しそうな表情をしている。「じゃあ、あ... 2018/12/18 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第二十五話 黒幕の彼女 「Toステイヤーシステム殿先日は弊社の売上管理システムリプレースについて提案ありがとうございました。社内で慎重に検討した結果、本件について御社に発注することに決まりました。つきましては、一度そのことに... 2018/12/11 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第二十四話 on guitar 彼女 雄一と中山はライブハウス『大欅』に着いた。「ひゃあ、今日は凄い客だな~」会場に足を踏み入れた中山は、客の多さと熱気に驚いている。100人も入れば息苦しくなるほどの箱の中に、すでに80人は集まっている。... 2018/12/04 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第二十三話 マスクド☆彼女 「利用者は100人もいません」グラフを指差しながら桜子はそう言った。------------------------------------------------------------------... 2018/11/27 Comment(10) 【小説 失格のエンジニア】第二十二話 彼女の反撃 会場に入るなり、雄一は目白部長の方を見た。-------------------------------------------------------------------------------... 2018/11/20 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第二十一話 彼女の往復ビンタ 「データベースの自動起動を実装することにより、可用性を維持します」自信満々の提案を、敵も用意していた。「うう......」雄一の口から呻き声が漏れる。美穂がその様子を心配そうに見ている。桜子は表情を変... 2018/11/13 Comment(10) 【小説 失格のエンジニア】第二十話 刺す彼女 コンペ当日。府中屋に近い地下鉄の駅の入り口で雄一は桜子を待っていた。右手にノートパソコンが入ったバッグを持ち、左手でスマホをいじりながら。「えい!この!」画面にはドラゴンファンタジーの戦闘画面が映って... 2018/11/06 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第十九話 彼女の賭け 二日後--深夜2時、ソフトパークセンタービルの入り口で雄一は一人佇んでいた。桜子を待っている。待ち合わせ時間の深夜二時まであと五分。三月とはいえ、夜ともなれば寒い。ポケットにカイロを入れ寒さをしのいで... 2018/10/30 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第十八話 彼女の出現条件 「有馬さんがお茶に誘ってくれるなんて、私、すっごい嬉しいです」美穂は目をキラキラさせながらそう言った。「い、いやぁ......こちらこそ、何か突然で、すいません」雄一は頭を掻きながらそう言った。「お待... 2018/10/23 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第十七話 彼女を救えるのは俺 時計の針は21時を指していた。喫茶店の窓から外を見ると、あれだけ降っていた雨はやんでいた。「倒れた安田さんはどうなったんですか?」「そのまま立ち上がることは無く、救急車で病院に運ばれました」セントライ... 2018/10/16 Comment(2) 覗き魔になっちゃお! お金掛けずにスキルアップする方法を発見しました。しかも、時間も掛かりません。それは何かといいますと......横から覗く。この業界、同じ職場に様々な技術を持つ人と働くことが多いです。この技術に長けてい... 2018/10/12 Comment(0) 【小説 失格のエンジニア】第十六話 聖域の中の彼女<後編> <ゲームに接続出来ないっていう問い合わせが大量に来てるんだけど?そっちで何かした?>美雪から電話が来た。作業の手を止め、桜子は応対した。「データセンターで新しく導入するサーバの設置作業の立... 2018/10/09 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第十五話 聖域の中の彼女<前編> 安田桜子は開発環境にテーブルを作成した。元々は開発チームが主体でこういった作業は行われていたのだが、今では桜子の担当になっていた。彼女の仕事はデータベースの設計、構築、運用といったインフラ作業がメイン... 2018/10/02 Comment(0) 【小説 失格のエンジニア】第十四話 彼女に傷付けられた彼女 翌日18:00--夕方から降り出した雨は、定時を回る頃にはさらに激しくなっていた。降り注ぐ無数の雨粒が雄一の頬や肩を濡らした。彼の持つ小さな折り畳み傘じゃ雨はしのげない。靴の中に入り込んで来た水滴で足... 2018/09/25 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第十三話 脅威となる彼女 二日後--定時後、いつものコメダワラ珈琲店で三度目の提案チーム会議が行われた。「有馬さん、昨日のライブお疲れ様でした!」「......はい。ありがとうございます」会の始まりは決まって雑談から入る。福島... 2018/09/18 Comment(0) 【小説 エンジニアライフ10周年記念】10年間のAI 後編 午前中は休むことにした。久々の飲酒からか、若干二日酔いで頭が痛いからだ。それでも日々の株価が気になるのでいつもどおり起き上がり、朝9時からPCに向かう。「これは一体......」文男は我が目を疑った。... 2018/09/14 Comment(2) 前のページへ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次のページへ
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【小説 失格のエンジニア】第十九話 彼女の賭け 二日後--深夜2時、ソフトパークセンタービルの入り口で雄一は一人佇んでいた。桜子を待っている。待ち合わせ時間の深夜二時まであと五分。三月とはいえ、夜ともなれば寒い。ポケットにカイロを入れ寒さをしのいで... 2018/10/30 Comment(2)
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【小説 失格のエンジニア】第十七話 彼女を救えるのは俺 時計の針は21時を指していた。喫茶店の窓から外を見ると、あれだけ降っていた雨はやんでいた。「倒れた安田さんはどうなったんですか?」「そのまま立ち上がることは無く、救急車で病院に運ばれました」セントライ... 2018/10/16 Comment(2)
覗き魔になっちゃお! お金掛けずにスキルアップする方法を発見しました。しかも、時間も掛かりません。それは何かといいますと......横から覗く。この業界、同じ職場に様々な技術を持つ人と働くことが多いです。この技術に長けてい... 2018/10/12 Comment(0)
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