【小説 しょっぱいマネージャー】第三話 PM公開処刑 プロジェクトの元請け会社「サガス・インフォメーション」が入居するビルに雄一は戻った。急ぎ、会議室へ向かう。週一回の進捗会議は騒然としていた。雄一の代わりに進捗会議に出ていた桂子のメッセージ通りの状況だ... 2019/06/25 Comment(4) 【小説 しょっぱいマネージャー】第二話 桜子のセクハラ、パワハラ論 「えっ!?」雄一は思いもよらない言葉に絶句した。「有馬。本当なのか?」福島課長が雄一の方を向いた。雄一は大きく首を振った。「暴力?そんなことした覚えはない!言いがかりはやめろ!」雄一は声を荒げて否定し... 2019/06/18 Comment(10) 【小説 しょっぱいマネージャー】第一話 退職代行で辞めたアイツ ※(注)この小説は「【小説失格のエンジニア】から一カ月近く経った頃の話です。所謂、続編です。お時間に余裕のある方は、是非、前回の話に目を通してから読むと、ちょっと分かり易いかもしれません。<今す... 2019/06/11 Comment(4) 【小説 スーパー総務・桜子】第四話 俺は馬! プロジェクトルームに戻った雄一は、端末の前に座り込み考え込んでしまった。単体テストが全てやり直しということが分かっていたら、由紀乃とチームを組むなんて話には乗らなかった。調子に乗って安請け合いした数分... 2019/01/22 Comment(4) 【小説 スーパー総務・桜子】第三話 私に相談してね! プロジェクトルームに戻ると、石野課長が手招きしている。「有馬君、ちょっと会議室まで来てくれ」先程の進捗会にて色々ともめた挙句、個別に話そうと提案されていた。そのために呼んでいるのか。---------... 2019/01/15 Comment(4) 【小説 スーパー総務・桜子】第二話 俺たちは物じゃねぇ! 雄一は鳴尾と別れた後、駅には向かわず繁華街へと向かった。言い寄って来る客引きを無視し先を急ぐ。目的地は由紀乃のいるキャバクラ『エガオヲミセテ』だ。「いらっしゃいませ」ボーイに案内され、黒い革張りのソフ... 2019/01/08 Comment(2) 【小説 スーパー総務・桜子】第一話 健康診断に行け! 主な登場人物・有馬雄一(24)......入社一年目のエンジニア・安田桜子(25)......総務・川崎由紀乃(23)......キャバクラ嬢※『【小説データベース道は一日にしてならずだよ!】痛い目見... 2018/12/25 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第五話 彼女を挑発してみた 受話器を置いた雄一は桜子の方を見た。目が合った二人の間には見えない何かがぶつかり合う様な張り詰めた空気が漂った。押し返す力と押し戻す力が反発し合い、周囲にも緊張が伝わる。福島課長が向かい合ったままの二... 2018/07/17 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第四話 彼女はS 「では、竹芝システムさん。お願いします」そう目白部長に促された茶髪のイケメンが席を立った。プロジェクタにノートパソコンを取り付け、プレゼンを始めた。「竹芝システムの新堀です。よろしくお願いいたします」... 2018/07/10 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第三話 彼女がここにいて欲しい 「あなたがたとの契約は今月までです」目白部長は眼鏡を人差し指で押し上げると、もう一度そう言った。ピッチリ櫛を通してある七三分け、細身のグレーのスーツ、無表情。前任の笠松部長がラフでざっくばらんな感じだ... 2018/07/03 Comment(6) 【小説 失格のエンジニア】第二話 彼女には頼れない 雄一は事務室の隅に設けられた四畳半ほどのサーバ室に入った。そこには府中屋のシステムが乗った各種サーバが所狭しと置いてある。サーバ群はラックなどという上品なものでは無く、普通のスチール製の棚に備え付けて... 2018/06/26 Comment(0) 【小説 失格のエンジニア】第一話 彼女の秘密 ※(注)この小説は「【小説データベース道は一日にしてならずだよ!】痛い目見ろ!編」の続編です。お時間に余裕のある方は、是非、前回の話に目を通してから読むと、ちょっと分かり易いかもしれません。「福島課長... 2018/06/19 Comment(2) 【小説 エンジニアの事故記録】第十話 僕はインカコーラで 職場が入っているビルの五階にあるサーバ室まで、幸一郎は一気に駆け上がった。さすがに辿り着いたときは息が少し上がっていた。昔、空手で鳴らした自分がそんなことでゼー、ゼー言ってることに苦笑いした。サーバ室... 2017/09/27 Comment(6) 【小説 エンジニアの事故記録】第九話 放浪 「じゃ、私、帰るね」そう言うと、渚沙は車に乗らず帰ろうとした。「あ......ありがとうございます」幸一郎は渚沙に礼を言った。いつの間にか雨はやんでいた。今更、「車に乗ってください」とも誘い辛かった。... 2017/09/21 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第八話 事故処理 幸一郎から見て前方に停車していた車のバンパーは、微かに凹んでいた。人通りが多く徐行運転をしていたため、衝突時の衝撃はわずかだが事故は事故だ。幸一郎は追突事故を起こしてしまっていたのだった。何とぶつけた... 2017/09/15 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第七話 放置の君 一旦弱まった雨が少し強くなりだした。駅が近いのか車の量が多くなってきた。幸一郎はスピードを緩め渋滞の列の中ほどを、ノロノロ運転で進んでいた。渚沙が降りると言っていた角まで、あと300メートルほどある。... 2017/09/13 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第六話 嘘つき 「僕は君のことを......」「ガハハハハっ!!」突然、隣の席で大笑いが聞えて来た。「それでさ、俺がパワハラだろって言って、部長のやつをぶん殴ってやったんだよ!そしたら何て言ったと思う?」「えー?なに... 2017/09/08 Comment(6) 【小説 エンジニアの事故記録】第五話 告白 幸一郎は百本の薔薇の花束を、自信たっぷりに渚沙に差し出した。渚沙はそれを受け取るのをためらったようだが、すぐに失礼と思ったのだろうか、戸惑う素振りを見せながら両手でそれを受け取った。まるで腫れ物にでも... 2017/09/06 Comment(2) 【小説 エンジニアの事故記録】第四話 100%の愛情 幸一郎と小山は自分の席がある四階の開発室を出ると、階段を上り五階のサーバ室の扉の前に立った。サーバ室にある開発サーバや、遠隔地にある本番サーバに接続できる保守端末はお客の資産である。そのため、ここに入... 2017/09/01 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第三話 cron念のため 幸一郎は今日の午後6時、職場の近くのフランス料理店「マイフレンチ」で渚沙と会うことになっている。店には渚沙の返事が出席OKだろうがNGだろうが構わずに、数日前から予約を入れて置いた。人気店なので当日予... 2017/08/29 Comment(0) 前のページへ 1 2 3 4 5 次のページへ SpecialPR
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【小説 しょっぱいマネージャー】第二話 桜子のセクハラ、パワハラ論 「えっ!?」雄一は思いもよらない言葉に絶句した。「有馬。本当なのか?」福島課長が雄一の方を向いた。雄一は大きく首を振った。「暴力?そんなことした覚えはない!言いがかりはやめろ!」雄一は声を荒げて否定し... 2019/06/18 Comment(10)
【小説 しょっぱいマネージャー】第一話 退職代行で辞めたアイツ ※(注)この小説は「【小説失格のエンジニア】から一カ月近く経った頃の話です。所謂、続編です。お時間に余裕のある方は、是非、前回の話に目を通してから読むと、ちょっと分かり易いかもしれません。<今す... 2019/06/11 Comment(4)
【小説 スーパー総務・桜子】第四話 俺は馬! プロジェクトルームに戻った雄一は、端末の前に座り込み考え込んでしまった。単体テストが全てやり直しということが分かっていたら、由紀乃とチームを組むなんて話には乗らなかった。調子に乗って安請け合いした数分... 2019/01/22 Comment(4)
【小説 スーパー総務・桜子】第三話 私に相談してね! プロジェクトルームに戻ると、石野課長が手招きしている。「有馬君、ちょっと会議室まで来てくれ」先程の進捗会にて色々ともめた挙句、個別に話そうと提案されていた。そのために呼んでいるのか。---------... 2019/01/15 Comment(4)
【小説 スーパー総務・桜子】第二話 俺たちは物じゃねぇ! 雄一は鳴尾と別れた後、駅には向かわず繁華街へと向かった。言い寄って来る客引きを無視し先を急ぐ。目的地は由紀乃のいるキャバクラ『エガオヲミセテ』だ。「いらっしゃいませ」ボーイに案内され、黒い革張りのソフ... 2019/01/08 Comment(2)
【小説 スーパー総務・桜子】第一話 健康診断に行け! 主な登場人物・有馬雄一(24)......入社一年目のエンジニア・安田桜子(25)......総務・川崎由紀乃(23)......キャバクラ嬢※『【小説データベース道は一日にしてならずだよ!】痛い目見... 2018/12/25 Comment(4)
【小説 失格のエンジニア】第五話 彼女を挑発してみた 受話器を置いた雄一は桜子の方を見た。目が合った二人の間には見えない何かがぶつかり合う様な張り詰めた空気が漂った。押し返す力と押し戻す力が反発し合い、周囲にも緊張が伝わる。福島課長が向かい合ったままの二... 2018/07/17 Comment(4)
【小説 失格のエンジニア】第四話 彼女はS 「では、竹芝システムさん。お願いします」そう目白部長に促された茶髪のイケメンが席を立った。プロジェクタにノートパソコンを取り付け、プレゼンを始めた。「竹芝システムの新堀です。よろしくお願いいたします」... 2018/07/10 Comment(4)
【小説 失格のエンジニア】第三話 彼女がここにいて欲しい 「あなたがたとの契約は今月までです」目白部長は眼鏡を人差し指で押し上げると、もう一度そう言った。ピッチリ櫛を通してある七三分け、細身のグレーのスーツ、無表情。前任の笠松部長がラフでざっくばらんな感じだ... 2018/07/03 Comment(6)
【小説 失格のエンジニア】第二話 彼女には頼れない 雄一は事務室の隅に設けられた四畳半ほどのサーバ室に入った。そこには府中屋のシステムが乗った各種サーバが所狭しと置いてある。サーバ群はラックなどという上品なものでは無く、普通のスチール製の棚に備え付けて... 2018/06/26 Comment(0)
【小説 失格のエンジニア】第一話 彼女の秘密 ※(注)この小説は「【小説データベース道は一日にしてならずだよ!】痛い目見ろ!編」の続編です。お時間に余裕のある方は、是非、前回の話に目を通してから読むと、ちょっと分かり易いかもしれません。「福島課長... 2018/06/19 Comment(2)
【小説 エンジニアの事故記録】第十話 僕はインカコーラで 職場が入っているビルの五階にあるサーバ室まで、幸一郎は一気に駆け上がった。さすがに辿り着いたときは息が少し上がっていた。昔、空手で鳴らした自分がそんなことでゼー、ゼー言ってることに苦笑いした。サーバ室... 2017/09/27 Comment(6)
【小説 エンジニアの事故記録】第九話 放浪 「じゃ、私、帰るね」そう言うと、渚沙は車に乗らず帰ろうとした。「あ......ありがとうございます」幸一郎は渚沙に礼を言った。いつの間にか雨はやんでいた。今更、「車に乗ってください」とも誘い辛かった。... 2017/09/21 Comment(0)
【小説 エンジニアの事故記録】第八話 事故処理 幸一郎から見て前方に停車していた車のバンパーは、微かに凹んでいた。人通りが多く徐行運転をしていたため、衝突時の衝撃はわずかだが事故は事故だ。幸一郎は追突事故を起こしてしまっていたのだった。何とぶつけた... 2017/09/15 Comment(0)
【小説 エンジニアの事故記録】第七話 放置の君 一旦弱まった雨が少し強くなりだした。駅が近いのか車の量が多くなってきた。幸一郎はスピードを緩め渋滞の列の中ほどを、ノロノロ運転で進んでいた。渚沙が降りると言っていた角まで、あと300メートルほどある。... 2017/09/13 Comment(0)
【小説 エンジニアの事故記録】第六話 嘘つき 「僕は君のことを......」「ガハハハハっ!!」突然、隣の席で大笑いが聞えて来た。「それでさ、俺がパワハラだろって言って、部長のやつをぶん殴ってやったんだよ!そしたら何て言ったと思う?」「えー?なに... 2017/09/08 Comment(6)
【小説 エンジニアの事故記録】第五話 告白 幸一郎は百本の薔薇の花束を、自信たっぷりに渚沙に差し出した。渚沙はそれを受け取るのをためらったようだが、すぐに失礼と思ったのだろうか、戸惑う素振りを見せながら両手でそれを受け取った。まるで腫れ物にでも... 2017/09/06 Comment(2)
【小説 エンジニアの事故記録】第四話 100%の愛情 幸一郎と小山は自分の席がある四階の開発室を出ると、階段を上り五階のサーバ室の扉の前に立った。サーバ室にある開発サーバや、遠隔地にある本番サーバに接続できる保守端末はお客の資産である。そのため、ここに入... 2017/09/01 Comment(0)
【小説 エンジニアの事故記録】第三話 cron念のため 幸一郎は今日の午後6時、職場の近くのフランス料理店「マイフレンチ」で渚沙と会うことになっている。店には渚沙の返事が出席OKだろうがNGだろうが構わずに、数日前から予約を入れて置いた。人気店なので当日予... 2017/08/29 Comment(0)