問題はどこに? ベンチャー社長が考える偽装請負
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。あなたのエンジニアとしての成長に役立つ内容であれば幸いだ。
偽装請負の本当の問題点
ジーワンシステム 代表取締役 生島勘富氏による『ベンチャー社長で技術者で』。今回は「偽装請負のススメ」という刺激的なタイトルで、偽装請負問題について考察している。
生島氏は「偽装請負は違法だし、良くないこと」であると認めつつも、一方でそれは「中小企業同士の互助的なシステム」として機能していた、と主張する。問題は、互助的なやり取りが常態化し、中間マージンの中抜きだけを目的としたブローカーが現れること、すなわち技術ではなく「技術者の頭数」だけをそろえて、委任や派遣に偏りすぎた「人月いくら」の商売が中心になってしまうことだ。
コメント欄ではコラムニストと読者が入り混じって議論中だ。コラム自体は長文だが、ぜひ読んで議論に参加してほしい。
「MALT体系」コンサルスキルを習得する
ウルシステムズの林浩一氏による『ITコンサルタント宣言!』。今回からは、ITエンジニアがITコンサルタントに転身すると必要になる「コンサルティング基礎スキル(コンサルスキル)の習得」の方法を解説する。
コンサルティングを行うためには「コンサルスキル」と「専門スキル」の2つが必要だ。ITエンジニア出身であれば、専門スキルはある。問題はコンサルスキルがないことである。コンサルスキルとは、簡単にいえば「相手の話を聞いて、課題を整理し、ドキュメントを作って相手に提示して合意してもらう」スキルである。コンサルタントはプロフェッショナルなので、このスキルに特化した訓練が必須だ。
コンサル企業では多くの場合、「一昔前の中学校や高校の運動部のような指導スタイル」がとられるという。林氏はこうした現状を嘆き、「MALT体系」と呼ばれる思考体系をコンサルスキル習得に有効な手段の1つとして提唱する。
動的モデル、機能モデル、静的モデル
フリーエンジニアのビガー氏による『真の顧客満足を目指して』。業務分析について解説する連載の第2回。
今回からは業務分析の具体的な方法を紹介。「動的モデルをアクティビティ図で表現する」「機能モデルをユースケース図で表現する」「静的モデルをクラス図で表現する」の3点を説明している。
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