いわれたことしかやらないエンジニア
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。あなたのエンジニアとしての成長に役立つ内容であれば幸いだ。
■小錦の無茶な要求
Rational大好きエンジニア、日本IBMの太田健一郎氏による『現場エンジニアが語るIBM Rationalの有用性』。今回は、自動テストにまつわる「4つの罠」を実体験から解説する。
重要なプロジェクトのテストチームに参加した太田氏。単体テストが自動化されていないという悪条件の中、小錦のようなリーダーから「統合レベルの機能テストを自動化してほしい」と告げられる。
単体テストが自動化されていないと、統合テストの自動化は本来の効果を発揮しない。だが、単体テストの自動化が行われていないプロジェクトに限って、後工程の自動化で挽回しようとするのだ。
■「仕様書にそう書いてあったから」
ビートレンドに所属するエンジニア、佐藤正明氏による30代等身大コラム『Are You Sure?』。
前回に引き続き、「エンジニアと非エンジニアのコミュニケーション」がテーマ。今回は「いわれた通りにしかやらないエンジニア」について取り上げている。
「仕様書が間違っているな」「こっちの方がいいのにな」と思ったとき、どうするだろうか。「まあいいか」と結局、仕様書通りに作っていないだろうか。システムにバグがつきもののように、仕様書にだってバグはある。遠慮せずに指摘しよう。
■「使ってもらうこと」が一番難しい
北海道で働くエンジニア、Ahf氏の『地方からの戯言』。業務システムやソフトウェアの導入で「一番の課題」とは何か、というのが今回のテーマだ。
「入力が難しい」「表示が分かりづらい」など、業務システムにおけるユーザビリティの問題は重要だ。だが、Ahf氏はそれ以上の難題があると語る。それは、「そもそも使ってもらえない」という問題だ。
地方からの戯言: 一番の難題 via kwout
業務システムについてのアンケートを社員に向けて実施したところ「面倒」という回答が最も多かった。「いかに利用してもらうか」はシステムやソフトウェアを作る上での最重要課題であり、その解決には、開発とは異なる技術が必要なのではないか。
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