「カフカの小説」のような開発現場
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。あなたのエンジニアとしての成長に役立つ内容であれば幸いだ。
■まるで「カフカの小説」
個人事業主という立場のプログラマ、後藤和彦氏のコラム。後藤氏は「下流からIT業界を見ると、こんなにも変だ!」という刺激的なテーマをコラムとして執筆している。
本コラムは、ある官公庁のシステム開発に参加したときの体験談だ。「およそ官尊民卑を絵に描いたような雰囲気」だったという開発部屋で起きた、シュールで笑えない開発の実態は一読の価値がある。
■Mac信者がいるのにWindows信者がいない理由
フリーランスのゲームクリエイターである日辻信之氏。面白くて、売れるものを作るために必要なことを考察している。
今回は「哲学」の話。Windowsに比べてMacintoshに「信者」が多いのは、「そこに哲学があるか、ないかの違い」ではないかと日辻氏は主張する。
「Macには、ソフトウェア、ハードウェア共に、コンピュータはこうあるべき、というある種押し付けともいえる思想が感じられる」
■コンシェルジュに学ぶプロジェクト管理
某メーカーに勤務するシステムエンジニア兼プログラマの前川直也氏。彼は、プロジェクトには「ホスピタリティ」が必要であると主張する。
ホスピタリティとは「おもてなし」のことだという。ホテルやデパートのコンシェルジュに代表される、「1人ひとりに合わせた『おもてなし』の気持ちで接する」というサービスを例に挙げている。プロジェクトも「違った文化を背景に持つ人が集まって、1つの目標に向かって突き進む集団」であり、「おもてなし」が重要になる。