「ゲームで遊んで収入を得る」という未来像
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ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。あなたのエンジニアとしての成長に役立つ内容であれば幸いだ。
■「分かったつもり」じゃありませんか?
Web系プログラマ兼GNU/Linux系技術者の早川勇太氏による『若人視点』。今回は「人に教える」ことについて。
「若人」といいつつ、教えられる立場から教える立場になった早川氏。「教えること」からは「教わること」がたくさんある。
人に教えるには、分かっているだけでなく、きちんと理解していなければならない。例えば「オブジェクト指向とは何か」を言葉で説明できるだろうか。表面的な理解に留まっていれば、言葉で説明することはできない。
■人間APIから考える未来
フリーランスのゲームクリエイター日辻信之氏の『面白いものを作るぞ!』。米アマゾンが展開する「Amazon Mechanical Turk」から、ある未来像を描いている。
Amazon Mechanical Turkとは、人間の判断力を必要とするさまざまな作業と、それを行うユーザーを仲介するサービス。日辻氏は、これこそ「人間API」だと語る。
このサービスで人がタスクをこなすのは、「RPGで王様にお使いを頼まれる」のによく似ている、と日辻氏は主張する。そこから見えるのは、「ゲームをして報酬を得る」という未来像だ。
■不勉強なエンジニアへの挑戦状
日本IBMの太田健一郎氏がIBM Rationalに関するコラムをつづる『現場エンジニアが語るIBM Rationalの有用性』。今回は、コードインスペクションツール兼メトリックスツールの「Rational Software Analyzer」を紹介している。
「コードインスペクションツールなんてフリーで十分では」と思っていた太田氏だが、「むしろメトリックスの部分が面白い」という。
「ソフトウェア工学に対して不勉強なエンジニアに対する挑戦といえましょう。Rational Software Analyzerの出してくるメトリックスも分からないようでは、真のソフトウェア・エンジニアとはいえない」と太田氏はほえる。太田氏と共に勉強する挑戦者を待っている。
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