第401回 7つの習慣、再び
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
ここ最近、よく7つの習慣のことを聞かれるようになりました。なぜだろうと思ってたのですが、どうもそれがあるYouTubeの動画にあることが分かりました。そこで早速その動画を拝見させていただいたのですが、確かに面白く語られており、思わず引き込まれてしまいました。恐らく、こういった経験をされた方は他にもいらっしゃるかもしれません。そこで、今回はこの動画に合わせた7つの習慣の話をさせてもらおうと思います。
■「中田敦彦のYouTube大学」
その動画は、芸人でありYouTuberでもあるオリエンタルラジオの中田敦彦さんが開設されている「中田敦彦のYouTube大学」です。既に登録者数が100万人を突破している超有名チャンネルなので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。このチャンネルでは中田敦彦さんが毎回何かしらの話題(主に本が多いみたいです)からそれを初学者の方にもわかりやすく解説されています。その語り口調が絶妙に面白く、思わず引き込まれてしまいます。そうして気づいたらその話の虜になっているという感じです。
ちなみに、少し話がそれますが、実は7つの習慣がアップされる前にも何度か拝見させていただいたことがあり、その時の動画がとても秀逸だったのを覚えています。私が特に心を惹かれたのは夏目漱石の「こころ」について解説してある動画でした。夏目漱石の「こころ」は今更説明する必要のないぐらい有名な本ですが、この本の本当に意図するところが何か? それが中田敦彦さん独特の視点で語られており、とても腹落ちしたのを覚えています。ご興味のある方は是非ご覧ください。
【文学シリーズが始動】第一弾は夏目漱石「こころ」前編!中田敦彦の世界一分かりやすくて面白いエクストリーム文学!累計発行部数700万部超えの不朽の名作を独自解説
さて、話を戻して7つの習慣です。この動画は1本が20分程度とかなり長く、それが6本もあるのでコンテンツの中では長編動画になっています。にもかかわらず、一気に観れてしまうので、中田敦彦さんの話し方の妙なのでしょう。では、先にその動画ご紹介します。
【7つの習慣】中田の人生観を変えた成功哲学の名著~序章~1/6
【7つの習慣】3/6 ③大切な事を優先する~時間の使い方には4段階ある~
【7つの習慣後半戦】4/6 公的成功~④Win-Winを考える
この内、初めの動画をご覧いただくだけでも7つの習慣の雰囲気を掴んでいただけるのではないかと思います。
その上で、この動画をもっと深く7つの習慣を知ってもらうためのお話をさせてもらおうと思います。
■「7つの習慣のススメ」
私は過去に7つの習慣についてコラムを書かせてもらっています。
第276回 7つの習慣のススメ1 -パラダイムと効果性の原則1
第277回 7つの習慣のススメ2 -パラダイムと効果性の原則2
第278回 7つの習慣のススメ3 -第1の習慣「主体的である」
第279回 7つの習慣のススメ4 -第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」
第280回 7つの習慣のススメ5 -第3の習慣「最優先事項を優先する」
第282回 7つの習慣のススメ7 -第4の習慣「Win-Winを考える」
第283回 7つの習慣のススメ8 -第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
このシリーズ、10回も続いてたんですね。今回のコラムを書くにあたり、もう1度これらのコラムを読み直してみましたが、自分なりに良くまとめているなぁと思いました。。。正直に言えば、これらのコラムを読み返してもらえればそれで事足るなぁとも思いますが、それだと手抜き感があるので、動画を拝見させていただいた上で、補足になるであろうポイントを幾つか上げさせていただきました。
- 7つの習慣はなぜ効果があると言えるのか?
効果性の高い原則に基づいているから(第276回 7つの習慣のススメ1より)
- 効果性とは何か?
今ある結果を長期的な未来においても持続させること(第276回 7つの習慣のススメ1より)
- 主体的に行動するためには?
自分の天気を持ち、影響の輪にフォーカスする(第278回 7つの習慣のススメ3より)
- 自分憲法(ミッション・ステートメント)とは?
私たちの目指したい姿、なりたい自分、到達したい場所といった「終わり」のこと(第279回 7つの習慣のススメ4より)
- 第2領域を優先させるためにどうすればよいか?
大きな石(第2領域)を1週間のスケジュールに1つか2つマッピングし、それ以外の予定を空いた時間に他の領域の内容を当てはめる(第280回 -第3の習慣「最優先事項を優先する」)
- 信頼口座を貯めるためには?
自分の思う預け入れをするのではなく、相手が本当に望むことを預け入れする(第281回 7つの習慣のススメ6)
- Win-Winを考えるにはどうすればよいか?
お互いのWinを明らかにした「Win-Win実行協定」を作成する(第282回 7つの習慣のススメ7)
- 自叙伝的な聴き方はダメなのか?
自叙伝的な聴き方自体、私たちが普段から行っている聴き方であり、悪いことではない。しかし、相手を理解するためには自叙伝的な聴き方が邪魔になる。相手はこちらの話を聴いてもらえている段階であれば、自叙伝的な聴き方をしてもかまわない(第283回 7つの習慣のススメ8)
- シナジーを創り出すために必要なことは?
お互いを尊重し、お互いのWin-Winを考える。そして、明確な終わりを思い描くことをじっくりと時間をかけて何度も何度も繰り返しながらじっくり検討することで、少しずつ選択肢が生まれてくる。それらの中から最も効果性の高いアイデアが第3の案になる(第284回 7つの習慣のススメ9)
- 私たちの「刃」を研ぐためにはどうすればよいか?
毎日の私的成功(「肉体」「知性」「精神」「情緒」)を大きな石に見立て、それを週間計画にスケジューリングする(第285回 7つの習慣のススメ10)
■7つの習慣は実践あるのみ
7つの習慣の実践は私のライフワークでもありますが、この成果を感じていただくためには実践していただくしか方法はありません。7つの習慣の最後にコヴィー博士の言葉があります。これは7つの習慣のススメの最後でも書かせていただきましたが、再掲させていただきます。
「あなたが今から『7つの習慣』の1つでも実践すれば、すぐにでもその結果を感じることができるだろう。そして、それは生涯にわたる冒険と自分との約束を意味している」
スティーブン・R・コヴィー
もし、気になったところがありましたら、何でも結構ですので、まずは実践してみてください。必ず何かしらの結果として表れてきます。それはあなた自身を変える一歩になるかもしれません。