ITエンジニアへの5分間キャリア・コンサルティングやってます!

第400回 コラムを400回書いてわかったこと

»

 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 2012年に始めたこのコラムが400回を迎えることができました。これだけの回数を書き続けることができたのは、このコラムをお読みくださった読者の方々、そしてこのような場を与えていただいた@ITさんのお陰です。本当にありがとうございます!

 400回コラムを書かせていただいた中で私なりにわかったことがありました。ですので、今回はこのことを書かせてもらおうと思います。

■400回を書き続けることで得られたこと

 400回コラムを書き続けることで得られたことはたくさんあると思っていますが、今回は2つ紹介したいと思います。

 まず一つめは筆力が上がったことです。「なんだぁ、書く力が上がった程度かぁ」と侮るなかれ! この筆力は相当役に立ちました。筆力が上がったことで得られた結果の最たる例は商業出版の実現でした。10万文字以上の原稿を書く力は普段の生活をしているだけでは到底身に着けることができなかったでしょう。仮に私が筆力のないまま商業出版を目指していたとしたらどうなっていたか? もし、運よく企画会議が通ったとしても、恐らく原稿執筆の段階で頓挫してしまったように思います。そういったことが起きずに無事に4冊の本を出版することができたのは、偏に筆力が上がったことが大きな要因だったと思っています。また、商業出版以外においても研修や講演で使うテキストやスライドの開発、はたまた提案資料の作成などでも大きく力を発揮してくれました。案外地味に思えますが、これは私のビジネスにおいて今でも相当役に立っています。

 そして、二つめはコラムを書くという習慣が得られたことです。コラムを書くという行動を習慣づけるとどうなるか? 常にコラムを書く時のネタを探すようになります(笑)それこそ400回もコラムを書いていると自分がストックしているネタなんかはとうの昔に底をつきます。そうなると、毎回ネタを考えながら書くのですが、これが案外自分を振り返る良い機会になっています。普段なら見落としてしまいそうになる出来事でも、コラムがあることによってそれを具体的に思い出し、言語化し、ストーリーをつくろうとします。こうしたことを何度もやっていると、即興で小噺をつくったりするような瞬発性が身についてきます。そして、それらが私自身のチャンスを広げてくれたきっかけになったこともありました。

■コラムを400回書いてわかったこと

 それでは、コラムを400回書いてみて私がわかったことをお話します。それは、

私は何も変わっていない。しかし、変わることはできた

です。

 ちょっと矛盾めいた言葉ですが、私という人間の本質はコラムを始めた7年前を何ら変わっていないと思います。しかし、それでも私の境遇や環境は大きく変わりました。

 思うのですが、結局のところ、人間の本質というのは変わらないモノなのかもしれません。しかし、例え人の本質は変わらなくても、変わろうとする意思を持つことはできます。私はコラムを書き続けたこの400回、いつも変わろうとしてきました。今思えば、その行動が私の境遇や環境を変えるきっかけになったと思っています。

 つまり、成功に想いに馳せるよりも、まずは行動を起こすこと。行動を起こせば必ず結果が生まれます。それが未来をつくる一歩になります。だからこそ、どんな一歩でも構わないので、まず一歩を踏み出してみること、それが人生においてとても重要なことなのだというのが、400回のコラムを書いて私がわかったことです。

 過去にも書きましたが、このコラムの役目は終わりに近づいているような感じもしています。しかし、私はこのコラムを書くことを自分のライフワークのように捉えています。未来のことはわかりませんが、今のところは私の手が止まるまでは、これからも継続して書き続けさせていただこうと思っております。

 ちなみに、私とほぼ同期デビューをしたあべっかんさんも400回を迎えるそうです。あべっかんさん、400回おめでとうございます!

 お互い、これからもお互いのスタンスでコラムを生み出し続けましょう!

 それでは、これからもぜひよろしくお願いいたします!

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する