冬なのに35度! サーバの熱さを肌で感じた日
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。エンジニアにとって「確かなこと」と「不確かなこと」について、「こだわりすぎること」について、冬のサーバ室の思い出、の3本を取り上げる。
- 『エンジニアにとって、確かなこと、不確かなこと』
- 「仕事へのこだわり」――エンジニアと大工さんの意外な関係
- PCが熱い! サーバが熱い!!
確かなこと、不確かなこと
首都圏コンピュータ技術者 取締役の篠原博氏による『技術立国への復活』。あるとき、エンジニアにとって「確かなこと」と「不確かなこと」をテーマに話し合った。
エンジニアにとって「確かなこと」については、「エンジニアとしてのこれまでの経験が今後通用しないであろうということ」「どんなときでも前向きに頑張れる自分」「自分の技術力」「取得した資格」などの回答が挙がった。逆に「不確かなこと」については、「このままエンジニアを続けるかどうか」「営業力」「自分の技術力」「取得した資格が活用できるかどうか」などが挙がった。
「『確かなこと』と『不確かなこと』の答えは表裏一体のようだ」と篠原氏は分析する。さらに篠原氏は、エンジニアである前に「人間として確かなこと」まで突き詰めると、絶対的な回答が1つだけある、と語る。
エンジニアと大工さんの共通点
エンジニア教育に携わるテイクウェーブ代表の竹内義晴氏による『エンジニアライフ クロストーク』。連載「仕事を楽しめ! エンジニアの不死身力」第3回に関連して、「仕事にこだわりすぎてしまうことの欠点」について解説している。
竹内氏は例として、住宅を挙げる。工務店のWebサイトを見ると、「高気密、高断熱」「家具職人が作るこだわりのキッチン」「こだわりの自然素材」などの言葉が並ぶ。これらは「工務店のこだわり」である。だが、家を欲しい人は、それを見てどう思うだろうか。
顧客は「暖かくて快適に過ごせる家」が欲しいとしよう。暖かい家は「高気密、高断熱」によって実現されるのかもしれない。だが、顧客は別に「高気密、高断熱」の家が欲しいわけではないのである。
「顧客が欲しいと思っていること」と「それを実現できるということ」をきちんとアピールするのが重要なのだ。それはエンジニアにとっても変わらない――竹内氏はそう主張する。
冬なのに35度! 本当に暑い(熱い)サーバ室
さまざまな職種を渡り歩き、現在はヘルプデスクとして働いているAnubis氏による『101回死んだエンジニア』。今回は、「肌で感じることの大切さ」について。
とある会社でブレードサーバの検証をしていたときのこと。サーバルームが用意できず、泣く泣く空き部屋で検証をしていたところ、冬だというのに部屋の中の気温が35度にまでなってしまったという。
サーバが発熱することは、エンジニアであれば知っているはずだ。だが、それを肌で感じることで、新しい発想につながることがある。肌で感じることは重要だ――そうAnubis氏はまとめている。サーバの熱を本当の意味で「肌で感じた」人間の言葉には、重みがある。
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