在宅勤務は普及するか? 日本と海外の状況を比較する
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ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。日本と海外の在宅勤務事情、電子書籍が「読書」に与える影響、PHP技術者認定試験の今後について、の3本を取り上げる。
- 日本と海外の在宅勤務事情
- 断片化する世界と振り回されるわたし
- PHP技術者認定ベータ試験を終えて、そして、今後の展開へ
なぜ日本では在宅勤務が普及しないのか?
海外勤務経験を持つITエンジニアの鹿島和郎(かしまかずお)氏による『海外でも通用するエンジニアになる』。今回は「在宅勤務」に関する考察。
鹿島氏は海外で働いていた2年半の間で、在宅勤務の人と仕事をすることが2回あったという。仕事はメールやSkype、テレビ会議システムを活用して進められた。実際に会うことがなかった人もいたそうだ。
一方、日本ではどうか。調査によると15.3%が「テレワーカー」らしいが、どうも現実味を帯びた数字には思えない、と鹿島氏は疑問を呈する。労務管理がしにくい(と思われている)ことや、情報漏えいに対する懸念から、日本では在宅勤務が普及しづらいのではないか。ITを活用して、在宅勤務をサポートする効率的な仕組みを提供していきたい――そう鹿島氏は語っている。
電子書籍が読書体験に与える影響
システムエンジニアの粕谷大輔氏による『雲(クラウド)の隙間から青空が見えた』。読書の秋に感じた「落ち着かない読書体験」について。
読書をしていても、さまざまな情報の洪水に気を取られてしまう、と粕谷氏は語る。Twitterの自分あてのツイートや、mixiからのメッセージ受信を知らせるメールが、度々読書を妨げるからだ。
読書が「電子書籍」の形でなされるようになると、何が起こるか。関連情報にクリック1つで飛べる形式になっていれば、多用な情報にアクセスできる代わりに、その書籍の内容そのものへの集中力は落ちるのではないか、と粕谷氏は考える。
iPodの登場で音楽が「レコード」や「CD」といったパッケージから曲単位に断片化されたように、書籍もまた、電子書籍化することで断片化していくのではないか。「断片化された情報」とどう付き合っていくか、新しいメディアとの付き合い方が模索され始めている。
PHP技術者認定試験、12月スタートに向けて
PHP技術者認定試験の発起人代表を務める吉政忠志氏による『教育ビジネスを考える。行動する。改善する。』。PHP技術者認定ベータ試験を終えて。
現在準備中のPHP技術者認定試験だが、ベータ試験を通して、多くのフィードバックを得たという。吉政氏は、丁寧にアンケートに回答してくれた受験者たちの姿勢に感銘を受けたようだ。
今後、12月には本試験を開始し、2011年1月には全国100カ所以上での365日試験体制を開始する予定だという。
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