@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

アニメ制作の事例から、プログラマの労働価値を考える

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。プログラマが奇妙な態度を示したときの対応、プログラマの労働、Android搭載スマートフォンレビューの3本を取り上げる。

  • 奇妙な態度で仕様変更に抵抗するとき
  • ソフトウェアの価格
  • auのアンドロイド携帯 IS01を買ってみた

プログラマの“長年の勘”を信じて!

 リーダー兼プログラマの玄米茶氏による『気難しいプログラマ』。プログラマが、奇妙な態度で仕様変更に抵抗してきた場合の話。

 いつも理路整然としているプログラマが、ひどくあいまいな態度で仕様変更に抵抗してきたことはないだろうか? 「それはちょっと違う気がする」など、理由を特にいうわけでもなく仕様変更に難色を示す場合、彼らは長年の“勘”で「この仕様変更はまずいことが起きる」と察知している可能性がある。

 そんなとき、リーダーはどう対応すればよいのだろうか。彼らの「嫌な予感」を尊重し、この修正の何が問題だと思うのかをきちんと議論するとよい。時間を与えれば、恐らくプログラマは問題点を見つけてくるだろう。「理由が分からないなら、とりあえずこれで」とゴリ押しするのではなく、彼らの「嫌な予感」を信じてほしいと、玄米茶氏は語る。

プログラマの労働は無償ではない

 グローバルナレッジネットワークの横山哲也氏による『Go, Go, Go, in Peace』。プログラマの労働についての考察。

 オープンソースソフトウェアを開発するエンジニアは、「金銭ではなく名誉で仕事をする」という。しかし、そこにはいくばくかの危うさがあるのでは、と横山氏は指摘する。

 オープンソースの開発は楽しい仕事だ。だが、どんなに素晴らしいソフトウェアを作っても、極端に報酬が少なければ後継者が現れない。そして、後継者が現れないとソフトウェアは死んでしまう。

 「手塚治虫がアニメの制作価格をダンピングしたから、いまに至るまでスタッフにまともな給料を払えない」という宮崎駿氏の主張を、横山氏は引用する。誰かが搾取しているわけではないのに、誰ももうからない。これと似たようなことが、オープンソースの開発でも起きていないだろうか、と横山氏は懸念している。

 プログラマの労働は無償ではない。「自分の汗を安売りしない」ことを心掛けたい、と横山氏は語る。

Android搭載スマートブック IS01を使ってみた

 流浪派エンジニアのけいいちっく氏による『30過ぎで5社目でした。』。auのAndroid搭載スマートブック IS01を使ってみた感想。

 「気軽に立ちあげられ、膝の上に乗せられて、寝転がりながら操作できる端末が欲しい」、これがけいいちっく氏のIS01購入目的だ。用途は主にメール&ブログチェックと、Amazon.comへのレビューである。

 けいいちっく氏は、HotmailやYouTubeなど、さまざまなWebサービスをレビューし、「メールチェックには十分、文字は細かいがブラウジングもどうにかなる」とまとめている。

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