@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

オフ会で抱いた「不思議な感覚」の正体

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。Twitterでの人間関係、クラウドサービス、職務経歴書の書き方に関する3本を取り上げる。

  • クラウド的人間関係論 ―Twitterがつなぐ友情の行方― 
  • 使いどころがどこかにある
  • 転職エージェントをしていて思うこと

Twitter上での友情は成立するか?

 SEの粕谷大輔氏による『雲(クラウド)の隙間から青空が見えた』。Twitterでの人間関係について。

 日ごろから、ほかのコラムニストとTwitter上で交流している粕谷氏。先日、エンジニアライフのオフ会にてあるコラムニストと待ち合わせをした際、初対面にもかかわらず「少し懐かしいような、うれしいような、言葉で表現するのが難しい『不思議な感覚』」が心をよぎったという。

 この「不思議な感覚」は何なのか。粕谷氏は、友情が成立するプロセスを「出会い」から「人間段階の継続」まで、以下4つの流れに整理する。

  1. 出会い。お互いのパーソナルな情報がゼロの状態から始まる。
  2. 会話をしたり、行動を共にしながら、お互いの情報を蓄積し、その理解を深める。
  3. 3-1. 蓄積された情報が「理解」なら友情成立
    3-2. 蓄積された情報が「不理解」なら友情不成立
  4. 4.上記3.の結果によって、お互いの距離感を調節しながら、人間関係が継続する。

 オフラインとオンラインの人間関係で異なるのは、このうち「1」だ。通常の人間関係では相手のことをよく知らない状態で出会い、相手の話を聞きながら関係を深めていく。しかし、オンラインで事前に交流があれば、お互いの情報をある程度共有している。自身が抱いた「不思議な感覚」も、通常の関係と比べた情報量の違いが背景にあったのだろう、と粕谷氏は考察している。

 しかし、出会いの差こそあれ、その後「理解」をもとに友情を成立させるか否かという点では、オンラインでもオフラインでも何ら変わりはない。すなわち、出会いがTwitterであっても友情は何ら問題なく成立する、というのが粕谷氏の導き出した結論である。

クラウド導入に求められるエンジニアスキル

 エンジニアであるAhf氏による『地方からの戯言』。クラウド全盛期に、エンジニアに求められるスキルについて。

 いまや、IT業界ではすっかりおなじみの言葉となった「クラウド」。Ahf氏によれば、クラウドは個別の要素技術については必ずしも目新しいものではないという。

 されど、クラウドがIT業界に与える影響は大きい。Ahf氏はクラウドの「使いどころ」を考えることが大切だ、と主張する。

 クラウドを企業導入する際は、各ケースによって利用が適切か不適切かを見極めることが必要となる。ユーザーに対しても、クラウドの導入によってどのような価値が提供できるか、きちんと説明しなければならなくなるだろう。これからのエンジニアに求められるのは、状況に応じて、ユーザーにとって真に有益なシステムを提供するスキルだ、というのがAhf氏の意見である。

経歴書は「採用担当者」の立場で書こう!

 小南ひろみ氏による『コミュニケーションを楽しもう!』。職務経歴書の書き方について。

 現在、転職支援の仕事に携わる小南氏。数多くの転職活動を見る中で、書類選考を突破するためには職務経歴書の書き方が重要な分かれ目となることを認識したという。

 小南氏が気になるのは「小さなフォントで、ぎっしりと詰め込むように」書かれたタイプの経歴書。小南氏は先に挙げたタイプの経歴書に、以下のような方針で修正を加えるという。

  • 重複記載は1つにまとめる
  • 表現はなるべくシンプルに、センテンスは短く
  • アピールが薄い記載は思い切って削除

 上に書いた修正点はどれも、採用担当者にとっての「読みやすさ」を考慮したものである。経歴書の記載内容が細かいと、採用担当者は読む気をなくしてしまうだろう。転職希望者は、自分が書いた職務経歴書を読み手の立場にとって一度客観的に見返す必要がある、と小南氏は指摘している。

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