Tech・Edに参加したエンジニアが得たもの
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。Tech・Ed参加レポート、IT人材が仕事で意識すべきポイント解説、出張マニュアルの3本を取り上げる。
- 祭の後に続く夢
- IT人材に意識して欲しい7つのこと
- 出張マニュアル2010夏
イベントからもらった刺激
エンジニアであるAhf氏による『地方からの戯言』。自身が参加した技術イベントについて。
8月末、マイクロソフト主催の技術イベント、Tech・Ed Japan 2010に初めて足を運んだAhf氏。さまざまなジャンルがある中、クラウド・仮想化・SQL Serverの3種を中心にセッションを見学した。話の内容は技術者としての知識欲を大いに刺激するものが多く、またいままでネット上でしか知り得なかった人々と直に触れられたことで、「自分の中でくすぶっていたものが一気に炎を吹き上げるような感覚」が得られた、とAhf氏はいう。
最終日には、幼少時代に体験した祭りの後のような寂しさに包まれたというが、3日間がAhf氏の意識をよりポジティブに変化させたことは間違いないようだ。
IT人材に必要なヒューマン系スキルとは?
システムコンサルタントの猪目大輔氏による「『指名』されるエンジニアへの道」。IT業界で働く人々に仕事で意識してもらいたいポイントについて。
これまで計5つの会社にて、いろいろな立場で仕事をしたという猪目氏。自身の経験をもとに、特にIT人材に意識して欲しいポイントを以下7点にまとめて紹介している。
- レスポンス(返事)の遅さは機会損失や信頼低下につながる
- “技術的に正しい=お客さまにとって最善”ではない
- 能動的な行動や発言から、仕事や昇進の機会が生まれる
- 専門領域以外のことに視野を広げて積極的に吸収する
- ステークホルダー視点、逆算思考で物事を考える
- トラブルを回避するためのエビデンス(証拠)を残す
- 仕事のスタイルは常に進化・変化させる
少なくとも30歳以降、IT人材は専門スキルだけではレベルアップをはかれない、ヒューマン系スキルや異業種・経営層・顧客らの視点も意識する必要がある、と猪目氏はいう。
今回紹介した7点は、一見ばらばらのことをいっているようだが、自分の仕事を一度異なる視点から見直し、真の意味での「ヒューマン系スキル」を獲得するために、いずれも必要な心がまえなのだ。
出張が決まったら、動きだそう
エンジニアのけいいちっく氏による『30過ぎで5社目でした。』。今夏、何かと出張の機会が多かったというけいいちっく氏は、チケット・宿の手配から帰路まで、事前に注意しておくと役に立つポイントをマニュアルとして紹介している。
けいいちっく氏は、出張時に大切なのは「早めの行動」であるといい、以下のような点を伝授している。出張が決まった段階で、飛行機・新幹線・宿などを手配するのがよい。先方、あるいは自己都合によるキャンセルや時間変更の可能性にも気を配っておく必要がある。当日も、普段より慎重に「10分前、15分前行動」を心がける。空港や駅に早めに到着すると、列車の時刻も早いものに変更できたり、ラウンジでリラックスしたりできるからだ。
ほかに、目的地までのルート確認といった細かい作業も必要だ。ただし、事前確認が面倒であれば別の専任スタッフに任せるのも手であるという。けいいちっく氏はこれを「転嫁」と呼ぶが、こうした裏技も出張をスムーズに進めるためには必要な知恵なのである。
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