不機嫌の連鎖? 不具合の話だけするPM、不機嫌なPG
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。プログラマという仕事のやりがい、プログラマが不機嫌な理由、チームの情報共有方法の3本を紹介する。
- プログラマという仕事のやりがい
- 不具合の話しかしない、嫌な奴
- 個人商店の集まりをチームにしよう!
ベテランプログラマ、仕事のやりがいを語る
キャリア20年超のプログラマ ひでみ氏による『プログラマで、生きている』。ベテランプログラマが「仕事のやりがい」について語る。
生涯プログラマでいたいと語るひでみ氏だが、最初からプログラマという仕事にやりがいを感じていたわけではないという。
「わたしは、仕事ができる人間になりたかった」
ひでみ氏はこう語る。何度かIT業界を去ろうと考えたこともあったが、「いま以上に稼げるか?」と自問したところ、いつも答えは「否」だった。
「仕事ができる人間になりたい」、この思いでプログラマを続けた結果、できることが増え、裁量権が与えられ、仕事はどんどん面白くなった。「技術職は、ある程度仕事ができるようになるまでは面白くないし、やりがいも得られない」と、ひでみ氏は主張する。
「エンジニアとしての仕事のやりがいが分からない」と悩んでいる人に向けて、ひでみ氏は「分からないならやりがいのことはとりあえず放っておいて、まずは力を身に付けることが先」とアドバイスしている。
気難しいプログラマが不機嫌になってしまう理由
プログラマ兼リーダーの玄米茶氏による『気難しいプログラマ』。気難しいプログラマは、なぜ話し掛けると不機嫌になるのか?
玄米茶氏はプログラマとの関係に悩むリーダーに向けて、「なぜ、プログラマは話し掛けるときいつも不機嫌なのか」と問い掛ける。彼らが気難しいからか、それともコミュニケーション能力が低いからだろうか? そう考える前に、まずは自分の態度を見直してみよと、玄米茶氏は提唱する。
「あのプログラマはいつも不機嫌だから」と、必要最低限のときしか話し掛けないとしよう。すると、プログラマは「あのリーダーは、いつも不具合のときしか話し掛けてこない」と判断する。嫌な話しか持ってこない人に対して、果たしていつもにこやかでいられるだろうか。
チーム内のコミュニケーションに悩むリーダーは、まず彼らが不機嫌になる理由を自分が作っていないかどうか考えてみてほしい。
「本人がいないと何も分からない」チーム状況を改善する
エムズ・ネット・スクエア講師4人組による『新任リーダー明日香のマネージャへの道』。チーム内での情報共有は万全か?
休暇を取っているチームメンバー宛てに顧客からの問い合わせが来た場合、チームリーダーはどう対応すべきか。新任リーダーの明日香は、チームメンバーが情報共有をしておらず、自分以外の仕事を「他人事」扱いしていることに気が付いた。「本人がいないと何も分からない」チーム状況を知った明日香は、改善策を考え始める。
改善策としては、以下のようなものがある。
- 定例ミーティングを行い、チームメンバー同士で情報を共有する
- メンバー同士でバックアップする体制を取る
- 情報共有ツールを活用する
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