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Scalaを英語で学ぼう! 読書会の参加者、募集中

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 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。Scala読書会、ITビジネスにおける「外注」と「内製」、そして「会話」における注意点をテーマにした3本を取り上げる。

  • Programming Scalaを読もうぜ(1)
  • 外注と内製
  • 「読み」「書き」「算盤」そして「会話」

Scala読書会はじめました!

 SEである鹿島和郎氏による『海外でも通用するエンジニアになる』。自身が企画したProgramming Scala読書会について。

 最近、新しい関数型言語を覚えようと思い立った鹿島氏。実用性重視で検討したあげく、以下3つの理由からScalaにひかれ、これを学ぼうと決意する。

  • Twitterでも使われている
  • JVM上で動き、Javaの過去の資産が生かせる(※CLR上(.NET)でも動く)
  • LiftなるWebフレームワークがあるらしい

 早速勉強会を調べてみたものの、どうやら東京近辺でScala勉強会は開催されていない様子。一度は涙を飲んだものの、以前ある勉強会の様子がオンライン配信されていたことを思い出し、自らUstream上で読書会開催を企てることに。内容はScalaの英語版を読み、文中の英語解説をする、というもの。

 第1回目はほぼ実験的に完了。近日中に第2回目の開催を予定しているという。興味がある方がいれば、この機会に是非鹿島氏まで声をかけてみてはいかがだろうか。

「外注/内製」ではどちらがよい?

 フリーエンジニアであるあとむ氏による『フリーエンジニアから企業までの道のり』。ITビジネスにおけるサービスの外注/内製の違いについて。

 常日ごろから、IT分野での起業を考え、素材やプロセスを考えているあとむ氏。あるサービスを構築するためには、外部の開発会社に発注する「外注」か自社で技術者を雇い開発する「内製」か、という2つの選択肢がある。そのどちらを選ぶかに経営的判断が求められる、という。

 外注、内製のメリット/デメリットとして、あとむ氏が挙げているのは以下の点である。

 (メリット)

  • 外注:ビジネスモデル「企画」の段階に集中できる
  • 内製:企画~開発~運用まで自社で行うため、事がスムーズに進む

 (デメリット)

  • 外注:工程のなかで、本来の要求が変化する可能性がある
  • 内製:技術者の人件費がかかる

 また、案件の大きさによっても向き/不向きがある。外注でいくか内製でいくかという判断には、総合的にこれらを考慮することが必要だ、とあとむ氏は述べる。

話で大事なのは「相手の立場を想像する」こと

 最後に、山無駄氏による『Innovation“D”』。コミュニケーションで気をつけるべきポイントについて。

 新人とその教育担当者とのあいだに、会話が成立しないという現象がしばしば発生する(以下参照)。

 こうした現象はなにも新人に限った話ではなく、中堅社員にも一定数存在する。その要因としては「相手の立場を想像して説明」できていないことが大きいだろう、と山無駄氏はいう。

 では、どうすればよいのか。「『読み』『書き』『算盤』、そして『話ができること』」は基礎中の基礎だが、時間がかかる。多くの人と会話をする中で気長に訓練していくしかないだろう、というのが山無駄氏の見解である。 

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