出張マニュアル2010夏
普段は東京23区内で仕事が完結するぼくですが、今年の夏は出張が相次ぎました。出張が決まって~帰路までを、マニュアルとしてまとめてみます。
■出張が決まったら
出張が決まったら、さっさと動きます。PMBOK的には「段取り八分、立ち上げが肝心」です。
まずはチケット、宿の手配です。特に夏休みの時期にかかると、飛行機、新幹線、宿は取りにくくなります。なので、早めの手配。ここで注意するのは、キャンセル、チェンジの可否、そして期限です。
先方都合により訪問が直前にキャンセルされることもありますし、自己都合により、乗込むぎりぎりまで仕事しなきゃならないこともあります。新幹線だと、券売機で時間変更できるチケットは、窓口の混んでいるときには悠々気分です(※)。まわし者ではないですが、最近は楽天トラベルの宿予約が便利ですね。
(※編集部注:JRの場合、一度受け取ったチケットは指定券券売機にて1度だけ時間変更できます。2度目以降は払い戻し料金が発生します→参考)
■ルートの確認
大枠であるチケット、宿の手配を終えたら、目的地までの詳細ルートを確認します。地図を印刷し、交通手段(電車・バス・徒歩など)を確認します。迷ったときのためにも、住所と電話番号は必ずメモ。交通手段の最後の砦、代替手段はタクシーです。その際、運転手に地図とメモを渡せばスムーズ。今回は霧のため飛行機が遅れることがありタクシーのお世話になりました。
■PMBOK的には転嫁
これら手配からルート確認まで、自分が不得手で別の専任スタッフがいるなら、任せてしまうのも手です。PMBOK的には転嫁ですね。ぼくはこうしました。
■何を持っていくか?
さて、次は持ち物です。持ち物はなるべく減らしたいもの。夏の場合は特にです。持っているだけで暑くなりますし。お金で何とかなるもの、ならないもの、というのが判断基準です。
お金では何とかならないものを先に挙げます。
- 資料(紙・電子データ)
- 名刺……意外に補充を忘れがち
- 保険証……幸いにしてぼくは使ったことないが
- 携帯電話(社用と個人用、充電器含む)
- 関係者連絡先リスト
- お金そのもの(現金・カード類)
資料は先に送っておけばよいのですが、訪問が客先の場合は厚かましい。携帯電話の充電器はコンビニでも入手できますが、電池が切れたときって、そんな余裕はないです。(先方オフィスで充電という手もありますが、それも厚かましい……)
紙の資料が多い場合、何人かで出張するならば、分散もできます。忘れっぽいメンバーの場合は冗長化をして……。まー、自分で持ってしまうのがエンジニアの性ですが。
あとは、着替えもあります。夏の場合は軽装ゆえ、忘れた場合は買うか洗濯すればよい。最近は上着なしのクールビズスタイルが主流だと思いますが、この場合はタックありのパンツがお勧め。携帯2台に、財布に、チケットに、音楽プレーヤーに、となるとノータックのポケットでは膨らんでだらしなくなるので。
■あった方が良い持ち物
- オーディオプレーヤー、本……すきま時間を有効に。ごめんねアナログなの
- 喉あめ……冷房でやられたりするので対策に
- サプリメント類……ぼくの場合は青汁
個人用PCですが、最近のホテルではLANポートだけでなく、無線LANなどがあり充実しています。が、やっぱり重いんでぼくはパスしています(やっぱりIS01か?)。仕事で使うときの持ち歩きは仕方ないですが、このご時世紛失が怖いので、あまり持ち歩きたくない。もし紛失したら、なんて考えたくもないです。ぼくの場合は本は往復で二冊ほど。試験用のテキストを持っていくこともありますが、勉強しないです、やっぱり。
■いよいよ出張
これで準備は万端、さて出張当日。遠出の場合は5分前行動ならぬ、10分前、15分前行動。いくら早く着いてもよい。ただし近くに喫茶店などがない場合は暑い中待つことになります。それでも遅れるよりまし。移動中に資料を広げるのは……。やはりこのご時世は避けたく。人目は気にして。
■空港を使う場合
空港に早めに着いたらカード会社のラウンジを使ってリラックス。羽田の場合、手荷物検査の後にもラウンジがあります。外が見えるのでこちらがお勧め。窓から飛行機を眺めていると、これから打合せる仕様のことなど、ちっぽけな悩みに思えてきます。旅行客が目についても、必要以上にうらやましがらずに平常心。
■新幹線を使う場合
早く着いたら、窓口で早い列車に変えてしまいましょう。変更後の席は窓際ではないかもしれませんが、遅れることに比べたら数段まし。現地でゆっくりパフェでも食べながら。
■仕事を終えて
さて、打合せや作業が終わりました。日帰り、後泊あるかもしれませんが、そこは仕事次第。金曜なら、後泊して現地を楽しむのもありです。お財布が許すならば。泊まらなくてもおいしいものを食べてきます。出張のお楽しみですね。接待は昔に比べたら減った感あり。
■土産片手に帰路
帰路です。土産を忘れずに。留守にした家族に、社内に。最近では、まわりに余計プレッシャーを与えるということで、土産は買わないようにという会社も多いようですが、昔の上司の「日当は土産代だ」という言葉をいまだ守っているぼくです。
空港からの帰りには、できればリムジンバスを。旅路(いつから旅になった?)の余韻にひたれます。確実に座れるので、体が楽です。寝てもよし。
こんにちは。けいいちっくです。マニュアルの通りにやれば誰でもうまくいくはず、と出張ネタを(来年のぼくに向けて)書いてみました。
しかしまぁ、どこもかしこも暑かったです。北の方はさすがに、夜は若干涼しいけど。