ワインとメインフレームの共通点
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。新連載の裏話、基礎学習、サービスの革新に関する3本を取り上げる。
- 連載が始まりました! 「仕事を楽しめ! エンジニアの不死身力」
- 基礎を学ぼう
- 時代とともに進化するもの
連載を始めた理由
テイクウェーブの竹内義晴氏による『エンジニアライフ クロストーク』。新連載の裏話について。
@IT自分戦略研究所にて、新連載「仕事を楽しめ! エンジニアの不死身力」を開始した竹内氏。連載ではIT業界の現場で活躍するエンジニアを対象に、日々の仕事で生じた悩みに対するヒントを指南していく。
もともと竹内氏はエンジニアとして情報システムの開発に関わっていたが、現在は人財育成コンサルタントとして企業研修、トレーニングなどを手がけている。現役エンジニアではない自分があえて今回、連載をスタートさせた理由を竹内氏は以下、3点にまとめている。
- いまもエンジニアの仕事が好きなこと
- エンジニア外の視点から、情報をお知らせしたかったこと
- 好きな仕事を選ぶために必要なことは、どんな仕事も同じであること
今後、エンジニアライフでは引き続き、連載の裏にある「本音の部分」を語っていきたいという竹内氏。読者からのコメントも随時募集中だ。
基礎学習の大切さ
グローバルナレッジネットワークの横山哲也氏による『Go, Go, Go, in Peace』。基礎学習について。
通信技術の発展が進み、専門化したIT分野の全容を把握することは現在、難しくなりつつある。かつてコンピュータの専門家は多くがプログラム開発に携わっていたが、現在では分業体制によりプログラム作成経験のないITプロフェッショナルも増えている。横山氏はこういった状況に疑問を呈し、あえて「基礎に立ち返って学習しよう」と呼びかける。
横山氏によると、基礎を学ぶ理由は2つある。1点目は、「応用力の習得」だ。例えばプログラムの基礎を学んだとしても、今すぐ業務で使えるわけではないかもしれない。それでも、なにかあったときには基礎力がなければ応用技もきかない。2点目は、「仕事の楽しさ」である。基礎が分かれば理解も深まり、理解の深まりはモチベーションアップにつながる。それが仕事を楽しく進める秘訣(ひけつ)となるのだ。
ワインとメインフレームの共通点
日本IBMのサトマモ氏による『温故知新とエンジニアの地位確立を目指して』。サービスの革新について。
日ごろワインをよく好んで飲むというサトマモ氏。先日、自社で新メインフレームをテーマとしたセミナーに参加し、ふと気付いたのが、ワインとメインフレームの共通点だ。どちらも伝統ある製品だが、伝統を守りつつ、時代とともに機能や品質を日々、進化させようと努力しているという点である。
メインフレームに限らず、エンタープライズシステムの大半はすでに基本的な基盤機能を備えており、今後は企業ごとにIT戦略の方向性を練ることが求められる。どんな分野の製品でも常に革新と向かい合う必要があるのは「何とも大変なこと」だと、サトマモ氏はしみじみつぶやいている。
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