いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

PCが熱い! サーバが熱い!!

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■燃えるような情熱ではなく、実際の温度

 PCやサーバって、意外に発熱するんですよね。でも、実際に体感するとやっぱり違います。

 で、実際どのくらい熱くなるんだろうか? わたしの体験を語ってみたいと思います。

■何か背中に熱いものを感じます

 いま働いている部屋は、PCの密度がすごく高いです。1人平均2台くらいのPCを使っています。なので、同じビルの別の階に行くと涼しく感じるくらいに部屋に熱がこもります。

 中でも、わたしのいる席はPCの集中地帯です。わたしの後ろの席には、香港のビルみたいに検証用サーバとPCが積み重ねられて稼働してます。そこに置いてある温度計は、36度を指していました。あまりの暑さに思わず笑ってしまいました。

 いつも仕事をしていて、背中に熱いものを感じていました。こいつが原因だったか。

■そういえばいま、冬だよな?

 とある会社でブレードサーバの検証をしてたときの話です。サーバルームが用意できなかったので、泣く泣く空き部屋で検証をしていたのですが……。

 検証している部屋の季節が違うんです!

 冬だというのに、35度。気分は夏でした。温度が高くなったらサーバをシャットダウンしろと通達がでていたので、温度計を置いて、逐一チェックしていました。

 サーバルームの過剰冷房の意味がよく分かりました。あんなに暑苦しいものをあそこまで冷やすのだから、電気代もバカにならないだろうなぁ。そんな風にも思いました。

■そして最後に教訓じみたことを言ってみる。

 IT系の仕事をしている人であれば、PCやサーバが発熱することぐらい誰でも知ってるでしょう。しかし、それを肌で感じただろうか? わたしは「肌で感じること」はすごく重要だと考えます。

 ただ知っているだけの人と、実際に肌で感じた人では、何に違いが出るのでしょうか。それは「発想」、つまり、行動を起こす原動力になる部分に違いが出ます。

 知識を得るより、実感を得る方が多く考えさせられます。

 面倒くさがらずに、実際にコードを組んでみたり、作動検証してみたりと。もっとそういう部分って、重視されてもいいような気がします。

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