2020年1月25日 (土) OSC大阪 13時00分で登壇するぞ、グォラ!
ぶっちゃけあんまり書くネタが無い
最初に書いておく。このコラムで言いたいのは、ズバリ「OSC大阪で登壇するから来い」だ。こういう登壇告知をコラムで書くと、困ることがある。長く書こうとすると、登壇で話す内容について深く踏み込むことになるからだ。登壇で発表する内容の事前ネタばらしをやり過ぎると当日の話と被ってしまい、すごく残念なことになる。
いつものコラムを期待している人にしてみれば迷惑な話だ。悪いがこちらの都合の押しつけでコラムっぽい体裁で個人の宣伝をしてるだけだ。すまん、ITメディアさん。売名行為でエンジニアライフ活用してます。自分の登壇で人が来てくれればオールオッケー。ただ「ヒャッハー!」したいだけ。ポリシーも何もありません。
いつもコラムを書くときは、どれだけの長さをどういう構成で書くという一定のルールを課している。いや、この「登壇します」の宣伝だけでいつもの長さを書くのはマジでキツい。もう、最初の一文で言いたいこと全部言っちゃったし。こちらの主張は「来い」それだけだ。宣伝だよ、宣伝。名前出しただけで「行こう!」ってなる程のネームバリューがないので、コラムという手段を使っているに過ぎない。
コラムから登壇中心に切り替えて思うのは、ネームバリューある人が羨ましいということだ。出るだけで話題になるし、肩書きだけで「すげー」ってなる。所属会社の名前出して「すげー」ってなる。私みたいにSESで最前線の傭兵やってるみたいな人にそういう要素は皆無だ。エンジニアライフのコラムニストって肩書きに、大したネームバリューはないんだよ。
どういう内容で登壇するの?
内容はインフラエンジニア向けのPowersehll。登壇するにあたり、所属団体は「劇団パワーシェル」。活動内容はSESにおけるパワーシェルによるゲリラ活動支援だ。構成員は私一人。クソみたいにメンテナンス性の悪いバッチファイルを駆逐したいだけの私怨に基づいて活動している。志もクソもヘッタクリもない団体です。
内容はコラムで書いてるような内容プラス実践的な技法をぼちぼち。技術に特化してもいいんだが、それやると結構な割合で寝られるのが現実。たまに「カクッ!」とくるような。それは構わないのだが、自分の話してる内容が相手のニーズに合っていなかったのかと思うと、申し訳なかったりする。
あと、事前告知や宣伝をしておかないと、来る人の客層が読めない。登壇する時に誰に来てもらってもいいのだが、客層が読めないと私が寒い思いをする。また、その寒い感じになった人の話を聞いている人もつまらないだろう。告知や宣伝をすることで、こちらの雰囲気を伝えるのと、それを読んだ人が来ることで、お互いに得をする。
ちなみに去年のOSC京都での登壇だが、人はそれなりに来てくれたのだが、みんなガチ勢だった。一昨年、ふざけて公演中に楽器吹いてたのと全然ノリが違った。ガチ勢にネタをたくさん仕込んだスライドで話をするという、なかなかシビアな状況だった。そんなことから、どういうノリでやるかを事前告知しておくことは重要だと思うようになった。
イベントの登壇をして思うこと
率直なところ、何回も登壇をやってると今後どうするかを嫌でも考えてしまう。同じことばっかりやっていてもいずれネタが尽きる。聞き続けられるには何等かの工夫が必要になる。もしくは、登壇から別の形に移行して、より「やってみたい」と思ってもらえるようにするとか。場合によっては、勉強会みたいなのを開催するなどもあるかもしれない。
ただ、今の状態で勉強会を開いてみたところで誰も来ないだろう。ネームバリューやバックになる団体や会社が無いからだ。一個人が何かしようというのは、なかなかハードルが高い。ただありがたいのは、エンジニアライフでも地道にコラムを書いていれば、無名よりはマシ程度の知名度にはなる。また、OSCなど登壇するチャンスを与えてくれる団体も存在する。
バックになる団体や会社が無くても、ちょっとずつのステップアップはできるのだ。こういうのを積み重ねていかないと、あれやりたい、これやりたいみたいな目標を持つのは難しい。よく、意識高い系のITの人が「サービス立ち上げたい」みたいなことを言っているのを聞いたりするが、こういう簡単にできる対外的な実践を積み重ねないと次のステップがつらいぞ。マジで。
開発系のイベントだと、登壇にこぎつけるだけでも大変らしい。ただ、人前で情報発信するハードルの低いコミュニティーは結構ある。インフラ系ならOSCがお勧めだ。結局、人に対してアクションを起こさないと人に何かを広めることはできない。自分のスキルを一人で高めるのもいいが、認められたいと思うなら、対外的に情報発信することをお勧めする。それをやらないと、いつまでも自分の動けるフィールドが社内に限定される。
いちいち志なんぞ要らん
登壇するくらいだから何か志があるかといったら、そんなものは無い。単に「俺、スゲー!」やりたいだけだ。コラムを書く時も同じだ。人前に立つのにいちいち志求めるな、コンニャロウ。聞く側がいちいちそういうドラマっぽいものを求めるから、しらけて誰も人前に立とうとは思わなくなるのだ。
そもそも、最初から志があるやつなんていない。エンジニアライフでも、将来日本のIT業界を変えてやりたいなんて思う人はいないだろう(いたらゴメン)。何かやっているうちに、ふと気づいて次のステップに進む。そういうものだ。人集めて壇上で「ヒャッハーー!」で十分だ。それが無理なら、どっかのコミュニティーでも参加して、そこの会話で「ヒャッハー!」すればいい。
何か行動しないと経験値が積めない。経験値が積めないと思考の幅が広がらない。そういう、外側に対してアクションの無い人だと、どうしても限界レベルが頭打ちしやすい。社内で経験値稼ぎできるくらいの環境があればいいが、そんな恵まれた奴はごく一部だ。深くかかわる必要はないが、コミュニティー活動にでも触れるぐらいはやってみるべきだ。
なので最後に言っておく。私の登壇にはエンターテイメント感覚で聞きに来てくれればいい。Powershellに興味無い人でも、ぶっちゃけいいと思っている。Powershellやってる人がPythonの話を聞いて閃きを得ることだってある。とりあえず、もりあげたいから来い。大阪で「ヒャッハー!」してぇ。運がよければ、「ヒャッハー!」ついでに何か閃くかもよ。