Wife Hacks――多忙な技術者のための「妻と趣味の両立術」
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムをご紹介する。今とは異なる技術や手法を取り入れる、ということの重要性を考えよう。2人の新人コラムニストも合わせて紹介したい。
生き残る技術には理由がある
北国で働くエンジニア Ahf氏による『地方からの戯言』。今回、Ahf氏は「オブジェクト指向への拒絶反応」があった時代を振り返りながら、新しい技術や手法を取り入れることについて持論を展開している。
初めてオブジェクト指向について勉強したとき、Ahf氏は「何がメリットなのか分からない」と思ったという。その後、数年してようやく「そういうことか」と納得できたが、現在も「必須」とは思わず、「設計・実装する際の1つの手段」としてとらえている。
とはいえ、「理解できない」ものであっても、「IT関係の世界で生き残る技術には、何かしらメリットがある」というのがAhf氏の意見だ。必ずしも新しい技術や手法を取り入れる必要はないが、取り入れないことによるデメリットは考慮に入れておくべきだろう。理解できないからといって、新しい技術や手法を「まったく取り入れない」という場合、「土台とする組織自体が、世の中や同業者などから取り残されてしまう危険領域に突入している」ことを疑った方がいい、とAhf氏は自戒を込めて語る。
Wife Hacks!!!!
本日の新人コラムニスト1人目は、「東京Basic Technology勉強会(とべとべ)」主催者としても有名なWebプログラマのkwappa氏。『Wife Hacks ~仕事と家族とコミュニティと~』というコラムで「Wife Hacks」を考えていくという。
ITエンジニアは忙しい。さらにkwappa氏は「ITエンジニアは大抵、時間のかかる趣味を持っている」と語る。例えば、コンピュータ・ゲームや(趣味でやっている)アプリケーション開発、コミュニティ活動などだ。ITエンジニアは「wife」(ここでは妻だけでなく、恋人や子どもなど、非技術者で、大切に思っている人で、かつITエンジニア本人の時間を要求する人を指す)を尊重しつつ、「趣味」に割り当てる時間とエネルギーを確保しなければならない。そのための良いやり方が「Wife Hacks」だ。
kwappa氏は「わたし1人の力でHackを完成させることはできません。ぜひ、みなさんがお持ちの『Wife Hacks』も教えてください」と語る。もしあなたが良き「Wife Hacks」を持っているのであれば、コメント欄で教えていただきたい。
バーテンダーとキャリアコンサルタントは似ている
新人コラムニスト2人目は、「アカリク転職AGENT」のキャリアコンサルタント 山内宗和氏。『身近な事象に置き換えて転職(キャリア構築)を考えるコラム』というタイトルで、「身近なキャリア構築のヒント」を探っていくという。
第1回となる今回は、「バーテンダー」と「キャリアコンサルタント」の類似点について。メニューを置いていないバーは初心者には入りづらいが、決して「素人をよせつけない偉そうな場」にしようとしているわけではない、と山内氏は語る。そのようなバーのバーテンダーは、客とのコミュニケーションを通じて「最高の一杯」を提供したいと考えているのだ。
これはキャリアコンサルタントも同じだ、というのが山内氏の意見だ。メニューから選んでもらうのではなく、転職希望者とのコミュニケーションを通じて、「最高の転職」を提供しようとしているのだという。
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