第745回 物事の本質の簡単な見極め方
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
最近仕事に忙殺されている毎日を送っているのですが、そんな中でよく本質について考えます。例えば「このタスクは本質を捉えた行動なのか?」のようにその場しのぎの表層的な対応になっていないかといったことを自問自答しています。
それは偏に一つの仕事に時間が取れないからで、少ない時間でタスクを切り盛りすることを考えると、どうしても本質を考えて行動しないと後で自分が困るからです。そうした本質について、今回は私なりに簡単に見極める方法についてお話ししたいと思います。
■本質を取り扱ったコラム
調べてみて分かったんですが、本質をネタにしたコラムがいくつかありました。
第336回 本質を考える
第454回 問題の本質を考える
第615回 本質を考える
第634回 面接ロープレの本質とは
同じ題名にしちゃってるコラムもありますが、大体はキャリコン絡みですね。一部、三層構造モデルで扱ったネタもあります。以下、コラムからの抜粋です。
本質を調べてみると以下のような記述がありました。
物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「ーに迫る」「ーを見きわめる」
(デジタル大辞泉より)(中略)
キャリコンの立場から考えると、本質とはその人の価値観だと言えます。言い方を変えればパラダイムです。つまり、その人がどのように物事を捉えているか、これが本質なんです。
これは三層構造モデルでの話ですね。
■物事の本質とは
改めて、私の考える物事の本質とは、
出来事(事柄)に対するその人の捉え方
だと結論付けています。例えば、「仕事のミスをした」という事柄が起こりました。この「仕事のミスをした」という事柄自体には何の意味もありません。しかし、私たちはこうした事柄を目の当たりにしたり、体験したりすると、何かしらの考え、感情、判断が浮かびます。
「また、やっちゃった...」
「これは怒られるぞ...」
「次は繰り返さないようにしよう」
「どこに失敗があったか分析しよう」
そして、こうした考え、感情、判断によって、その人は次の行動を起こそうとします。それがその人自体を形作っていきますよね。これって、すべて「仕事のミスをした」という事柄から起こっています。
これこそが、その人の本質だと私は考えます。
■物事の本質の簡単な見極め方
だとしたら、物事の本質を見極めるためには、
起こってる出来事(事柄)とその人の考え、感情、判断を切り分ける
これに尽きます。これができないとその人の本質が見えてきません。逆に言うと、事柄とその人の考え、感情、判断を切り分けられると、その人の価値観めいたモノが見えてきます。その人の癖と言ってもいいかもしれません。
ですので、まずはその人に起こっている出来事(事柄)は何か、それに対して、その人は何を感じ、考えているのか、これを分けることが大切です。
これはさっきの三層構造モデルでいう所の1層(事柄)に対する2層(心)のことですし、OST的に捉えると外的事柄に対するC3(認知の前提構造)、内的事柄に対するOA(結果の前提構造)のことを表しています。
それぞれの考え方について興味のある方はリンクを辿ってみてくださいね。
第568回 三層構造のススメ1 -人間の行動における三層構造
第724回 前提構造理論(OST)のススメ3・構造部2 認知の前提構造(C3)
第726回 前提構造理論(OST)のススメ5・構造部4 結果の前提構造(OA)
■本質を見極めることで得られること
冒頭にもお話ししましたが、本質を見極めることで場当たり的な対応が少なくなります。芯を食った対応が取れるようになりますし、会話の無駄もなくなくなってきます。
一見すると難しそうにも感じますが、やってみると案外簡単だったりしますし、その割に効果は絶大だと思っています。
もし興味のある方は使ってみてくださいね。