現場、機能停止。仕事を抱え込んだリーダーの失踪
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ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。突然プロジェクトリーダーが失踪したら、残された人はどうすればいいのだろうか? リーダーの失踪から「チームとしての仕事」について考察したコラム、他2本を紹介する。
- リーダーが来なくなった日
- SaaS開発ほど面白いものはない - カスタマイズ
- 新人のココロをわしづかみ! ―入社日のその前に―
1人で仕事を抱え込むことの恐ろしさを知る
ギャルエンジニアの森姫氏による『恋愛感情で仕事はできるか?』。なんと、チームリーダーが失踪した。
ある日、森姫氏が担当するプロジェクトが急に忙しくなった。残業時間が一気に増え、休日出勤をするように。さらに追い討ちをかけるように、チームリーダーが仕事に来なくなった。電話をかけてもつながらず、顧客は激怒。リーダーが全権限を保有していたために仕事はまったく進まなくなり、現場はパニックに陥った。
この件で、森姫氏は「仕事を1人で抱えることの怖さ」を痛感したという。リーダーは、1人で仕事を抱えてはいけない。自分に何か起きてもきちんと現場が回るように、仕事を分散させておくべきである。リーダーは、下記のことに注意しよう。
- 「この仕事は自分しかできない」という考えを捨てる
- 自分がいなくなっても大丈夫な「仕組み」を作っておく
- できるだけ失踪しない。失踪したくなったら相談する
SaaSの魅力はカスタマイズにあり
シンガポールで働くITエンジニア 山本保男氏による『アジアのソフトウエア開発現場にて』。SaaS開発の魅力を伝えるシリーズ、第3回。
SaaSは「カスタマイズが可能」である必要がある。一口に「カスタマイズ」といっても、実に多くの種類がある。エンドユーザーのインターフェイス上でできる簡単なカスタマイズから、顧客の要望を完全に反映したカスタマイズまで、山本氏は5種類のカスタマイズを紹介している。
「SaaS開発は優秀な技術者にとって魅力的だ」と、山本氏は語る。異なる企業のサービスを、1つのサーバ上で同時に運用することはとても難しい。だからこそ、スキルを持つ技術者にとって、SaaS開発は非常にやりがいがあるのだという。
【新コラムニスト】若手社員のアニキが登場
最後に、新規コラムニストを紹介しよう。若手教育を行うSE 山本幸寛氏による『山本に聞け!』。山本氏は、「若手社員にとってのアニキ」を目指しているという。
山本氏によれば、「新人の心をしっかりつかむコツ」がある。会う前に新人の顔と名前を一致させておくこと。そして、話し掛けるときは積極的に名前で呼ぶこと。
人は、名前で呼ばれるとうれしいものだ。研修中においては「次、君が答えて」というのではなく「次、○○さん」というように、名前で相手を呼ぼう。新人に「いい先輩」と思ってもらえるかもしれない。
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☆2010年2月の「おすすめエンジニアライフ」
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