後輩指導で必要な、たった1つの冴えたやり方
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。新人教育の方法、ITエンジニアのモデルとなるべき「ITプロデューサー」、ITエンジニアが目指すべき「ゼネラリスト」の3本を取り上げる。
- 5年目社員が考える後輩教育とは
- 「あなたは、ITプロデューサーになれますか?」
- エンジニアはゼネラリストを目指す 【新連載】
先輩の仕事はただ1つ、「後輩のやる気を持続させること」
IBMでホストシステムを担当するサトマモ氏による『温故知新とエンジニアの地位確立を目指して』。入社5年目の社員が考える、新人教育のあり方。
サトマモ氏は、新人を4つのタイプに分類して、それぞれのタイプに合う指導方法を考察した。
- ITスキルらしきものはあるが、付き合いにくいITエンジニアタイプ⇒社会人としてのマナーを教える
- ITスキルも理解力もある秀才タイプ⇒モチベーション維持のために、相談に乗ってあげる
- ITスキルはまだないけど、頭の良い伸びしろタイプ⇒コンピュータの基礎を教える
- ITスキルがない上に、社会人としてのマナー・常識に欠ける学生気分タイプ⇒匙を投げず、根気強く教える
これらの指導方針は大切だ。しかし、それ以上に大切なのは「新人本人のやる気」である。
先輩としてやるべき一番の仕事は「後輩のやる気を持続させること」だ。自分が頑張る姿を見せ、よい仕事をしたときにはきちんと褒める。たまには飲みに連れていくのもよいと、サトマモ氏は提案している。
IT業界には「ITプロデューサー」が必要だ
首都圏コンピュータ技術者 取締役の篠原博氏による『技術立国への復活』。IT業界には、「ITプロデューサー」が必要だ。
篠原氏が考える「ITプロデューサー」とは、(1)自ら仕事を作り出す能力を持ち、(2)業務に適切な人材を配置でき、(3)プロジェクトを管理して成果物の品質を保全できる人である。
「ITプロデューサー」というITエンジニアのロールモデルをきちんと作ることで、IT業界で良い人材が育つのではないか、と篠原氏は提案している。
ITエンジニアはゼネラリストを目指すべき
最後に、新コラムニストを紹介する。ソーシャルソフトウェア開発をしているkarai氏による『ソフトウエアの「ゼネラリスト」』。ソフトウェア開発の現場には、「ゼネラリスト」が必要だ、とkarai氏は主張する。
ITエンジニアは「スペシャリスト」ではなく、「ゼネラリスト」であるべきだ。なぜなら、ITエンジニアには、他人に物事を説明できる力、他人を理解できる力が必要だからだ。クライアントや上司など、異なる立場の人にきちんと仕事内容を説明するためには、技術に特化しているだけでは足りない。
そして、時代がゼネラリストを求めている。特に自社サービスを運営する場合、1人で何でもこなせないと、時代に合ったものを作ることができない。
今後、karai氏はゼネラリストになるための方法や考え方を紹介していく予定だという。
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