英語は「聞いて」「読んで」「まねをしろ」
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ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。アジャイル開発で現場に混乱が起きる理由、TOEIC SWテストのセミナーで聞いた「英語力アップ術」、新人技術者が感じた「プロとしての責任」について、の3本を取り上げる。
- 人材育成、講師の視点から(3)
- TOEIC SWテストへの道(1):「英語力UPの方法を聞いてきた」
- 責任と会社とわたし
「アジャイルは新しいやり方だから」と、若手だけのチームを作ると失敗する
永和システムマネジメント コンサルティングセンターが執筆する『システム開発に関わる人をイキイキさせるヒント』。コンサルタントの天野勝氏は今回、「アジャイル開発で現場に混乱が起きる理由」について語っている。
アジャイル開発は広く使われるようになってきた。講師として活動する天野氏のもとには「アジャイル開発は特別なのか」という質問が寄せられるという。天野氏は「アジャイル開発は特別なことをしているわけではない」と回答する。
だが、アジャイル開発を導入したことで、現場に混乱が起きることがある。天野氏はその原因が「スキルセットがそろっていないメンバーでチームを構成していること」にあるのではないかと分析している。
アジャイルチームは、チームで要件定義からテストまでを担当する。実際の現場では、スキルの高いメンバーのみでチームを構成するのは難しいだろう。アジャイル開発には「育成のループ」が組み込まれているとはいえ、すぐに人が育つわけではない。「新しいやり方だから」と若手メンバーのみでチームを構成してしまうと、アジャイル開発はうまくいかないのである。
英語は「聞いて」「読んで」「まねをしろ」
若手SEのあずK氏による『It’s Party Time!』。TOEIC受験を終えた筆者は、次なる目標として「TOEIC Speaking & Writing Tests」(TOEIC SWテスト)で「スピーキング:120点」「ライティング:110点」を目指す。
TOEIC SWテストの説明会に参加した筆者は、そこでスピーキング力とライティング力アップのための勉強法について講演を聞いた。スピーキング力アップは、まず「聞く」、そして「まねる」ことが重要であるという。同様に、ライティング力アップは、まず「読む」、そして「まねる(模写する)」ことが大切だ。
英語を学ぶのは、伝えたい内容を正確に相手に伝えるためだ。TOEIC SWテストはスピーキングとライティングに特化しており、「伝えたい内容が相手に正確に伝わるか」が評価基準となる。発音や文法、語法にこだわりすぎる必要はない。
「大丈夫だと思うんですが」「それはウチが判断することです」
新人技術者のsatonaka氏による『あめのちはれ』。今回は、新人である筆者が「社会人として責任を持って仕事をする大切さ」を痛感したエピソードについて。
ある機能を自動化するために、稼働中のサーバの調査をしていた筆者は、ちょっとした不注意で操作ミスをしてしまった。別のアプリと連携していると思われるバッチファイルが起動し、なにかのプログラムが走り出す。ログを確認すると「問題なさそう」だったが、上司に相談。すると「納品先に報告した方が良い」と指示された。
納品先に説明する際、筆者がこぼした言葉は「大丈夫だと思うんですが……」。それに対して、相手はこう答えたという。「問題ないかどうかは、ウチが判断することですので……」。
社会人として仕事をする以上、責任が存在する。この言葉を聞いて、そんな当たり前のことに、改めて気付かされた、と筆者は語る。新人であっても、それは変わらないのだ。
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