「立て! 立つんだ!」七転び八起きの勉強会主催者
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。勉強会での失敗と立ち直り、テストエンジニアによる小説、ドキュメント作成の改善法の3本を取り上げる。
- 勉強会ノイローゼ
- 小説 冬の終わり:「おしゃべりはやめて、お静かに」
- 実はものぐさなんです
何度でも転んで立ち上がる「勉強会」の道
ギャルエンジニアの森姫氏による『恋愛感情で仕事はできるか?』。勉強会を主催して得たもの。
前回、東京で女子勉強会を開催した森姫氏。今回、初めて地元で勉強会を開催することにした。勉強会の名前は「Androidハッカソン ~初心者からのレベルアップ」。予想以上の参加者が集まった。
しかし、勉強会は思うようにうまくいかなかった。「自分の理想とかけ離れた勉強会になってしまった」と、森姫氏。テーマの選び方や時間配分の間違い、知識不足が原因だったようだ。「こんな自分は、勉強会なんて開いてはいけない」と、森姫氏は猛省する。
逃げ出したいほど思いつめていた森姫氏だが、彼女はこの失敗を乗り越えた。「今回は大失敗だった。しかし、失敗をしないことには前には進めない」。多くの人の励ましを受けて、森姫氏は今日も奮闘している。
わたしは一度思い切り泣きました。走るのをやめることは、いつだってできる。
成長できる人というのは、きっと前に進める人で、転んでもすぐに立ち上がれる人。
わたしはできることなら、すぐに立ち上がれる人になりたい。
「自分はプログラマに向いていない」と気付いてしまった日
テストエンジニアの第3バイオリン氏による『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』。挫折したプログラマが、テストエンジニアとして再生するまでを描いた小説が登場した。
主人公の小川は、北国のとある会社で働くテストエンジニアだ。現在はテストエンジニアの仕事に誇りを持って働いているが、ここに至るまでの道のりは長かった。
小川はプログラマとして入社した。情報系の大学院を卒業したこともあり、自分の専攻をぜひ生かしたいと思ったのだ。しかし、彼女はプログラミングがあまり得意でなかった。必死に努力したが、3年目になると行き詰まりを感じるようになった。「将来どうなりたいの?」という上司の一言が、さらに小川を悩ませる。
連載は全5回。2月22日から2月26日まで毎日更新する。音楽好きの第3バイオリン氏は、あちこちに音楽ネタを忍ばせている。キャリアパスや適性に悩むエンジニアは、ぜひ読んでいただきたい。
面倒くさがりになって、世の中を働きやすくする
メインフレームを担当するサトマモ氏による『温故知新とエンジニアの地位確立を目指して』。要件定義書をまとめていて思ったこと。
「なぜ、ドキュメントを作るのが面倒くさいのか?」とサトマモ氏は問い掛ける。文章が大量になるほど、標準化に時間がかかってしまう。その理由として、サトマモ氏は 「日本語能力の不足」「標準化への理解不足」「適当に書いている」などの問題点を挙げた。
顧客ごとに手間隙をかけてドキュメントを調整するのではなく、ドキュメントを一括で生成できるインフラを作る方がいいのではないだろうか。サトマモ氏は「XMLからドキュメントへの変換ツール」を使えばよいのでは、と提案している。皆がもっと「面倒くさがり」になれば、世の中はもう少し働きやすくなるかもしれない。
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