プログラマは、怠惰であるための努力を惜しまない
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。仕事で上手に手を抜く方法、「何いっているの、この人?」となる「宇宙人化現象」をなくす方法、さらに新規コラムニスト3人を取り上げる。
- Lv:37 メロンパンの甘さは自分の甘さ
- アナタもワタシも宇宙人
- あめのちはれ【新連載】
- ソフトウェアと、もう一度向かい合う 【新連載】
- 迷えるIT系既婚女子の「ITが女性職にならない理由」 【新連載】
仕事で上手に手を抜く方法
フリーエンジニアのはがねのつるぎ氏による『フリーなスキル』。大学院と仕事を両立させるために覚えた「上手に力を抜く」スキルの話。
はがねのつるぎ氏は、現在フリーエンジニアとして仕事をしながら、大学院に通っている。当然のことながら、仕事と勉強の両立はとても難しい。大学に通うためには、定時に仕事を切り上げなければならない。だから、はがねのつるぎ氏は「仕事で上手に手を抜く方法」を覚えたという。
少し前までは、仕事を120%、もしくは200%の力で仕上げてきた。しかし、いまは60%~80%の力でやるようにしている。200%かけて1つの仕事を上げるより、70%の力で3つの仕事を上げる。仕事の仕上げは最高水準を目指すべきである。しかし、(ソフトウェア開発であれば)動作するギリギリのレベルの完成度を目指すという選択肢も、ときには必要だ。
フリーなスキル: Lv:37 メロンパンの甘さは自分の甘さ
作業を定時で終わらせるために努力する
「『怠惰』はプログラマの三大美徳の1つ。楽をするために努力するのがプログラマ」と、はがねのつるぎ氏は語る。頑張りすぎず、怠けすぎず、程よいバランス感覚で仕事をしていきたい。
「え、何いっているのこの人?」アナタもワタシも宇宙人?
インドのオフショア企業に勤めるブリッジSE めじはがこ氏による『オフショア開発、どうすれば?』。インド人エンジニアと対話していくうちに、「アナタもワタシも宇宙人なのだ」と思うようになったという。いったいどういうことだろう?
インド人エンジニアとは、通常英語でコミュニケーションをする。しかし、お互いにいっていることがさっぱり分からない「お互い宇宙人」状態がよくあるという。英語を巧みに使えるかどうかという問題ではない。これは、「経験と思い込み」が原因となるコミュニケーション・ギャップである。自分の経験則から「この人はこういうことをいっているんだろう」と決めてかかると、もうその時点で相手の言葉は受け入れられない。こんなことを繰り返すと、お互いに「何いっているの、この人?」ということになるのだ。
めじはがこ氏はインド人とのコミュニケーションを例に挙げた。しかし、「お互い宇宙人」状態は、日本人同士でも容易に起こりえる。以下、コミュニケーション・ギャップを生みやすいシチュエーションを抜粋した。
オフショア開発、どうすれば?: アナタもワタシも宇宙人
「宇宙人化現象」が起こりうるシチュエーション
コミュニケーションの目的は「自分のいいたいことを、きちんと相手に伝えること」だ。「経験と思い込み」によって宇宙人化していないかどうか、見直してみるのもいいだろう。
【新連載×3】2年目の技術者/技術講師/Web系女性エンジニア
4月から新年度になる。新規コラムニストを3人紹介しよう。1人目はもうすぐ社会人2年目のsatonaka氏。新人の頃にActionScript、Java、JavaScriptを覚えたHTML好きの技術者だ。
2人目は、技術講師として勤めるくえびこ氏。「ソフトウェアエンジニアが目指す究極のゴールは『書かなくても良い』ソフトウェアを作ること」と、くえびこ氏は語る。イメージや言葉があれば、すぐに希望のソフトウェアができる。そんな未来を作るために、技術者としてやるべきことを考えていくという。
3人目の新妻あっち氏は、Webサイト構築系プロデューサーとして働く女性エンジニアだ。なんと、エンジニアライフ初、夫婦でコラムニストをしている(ちなみに誰が夫なのかはまだ明かされていない)。新妻あっち氏は長いことIT業界で働くベテランだが、「ITの仕事が本当に女性の仕事になりえるのかどうか」を模索しているという。「IT系女子」の読者はぜひチェックしていただきたい。
コラムニスト募集中 |
エンジニアライフではコラムニストを募集しています。 応募資格は ・ ITエンジニア(元でも可) ・ ITが好きで、将来はIT業界に就職しようと考えている学生 ・ ITエンジニアの採用に関わっている人事担当者 ・ ITエンジニアの育成に関わっている教育担当者 ご興味のある方はコラムニスト募集ページをご覧ください。 |
【過去の「おすすめエンジニアライフ」】
・スカウトメールからキャリアビジョンを見つめ直す
・TOEIC900点。英語ぺらぺら? 答えはノーだ
・1万時間の業務経験+愛で、38歳PGデビュー
・「予算はあとで確保するから」――その言葉にご用心
・「見積もりの20倍」工数をかけたリーダーの告白
・「立て! 立つんだ!」七転び八起きの勉強会主催者
☆2010年2月の「おすすめエンジニアライフ」
★2010年1月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年12月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年11月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年10月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年9月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年8月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年7月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年6月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年5月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年4月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年3月の「おすすめエンジニアライフ」
☆2009年2月の「おすすめエンジニアライフ」
★2009年1月の「おすすめエンジニアライフ」