「予算はあとで確保するから」――その言葉にご用心
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ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。「無計画なプロジェクトの恐怖」「異文化交流ペアプログラミングのススメ」「初めての職務経歴書」の3本を取り上げる。
- 無計画de無問題?
- ペアプログラミング
- ええねん
「無計画なプロジェクト」の恐怖
自称「キマイラエンジニア」のdemitasu氏による『エンジニアの狭間』。今回は、無計画なプロジェクトがもたらす悲劇について。
あるWebサイトを作り直すというプロジェクトがあった。「予算はあとで確保するから費用は考えなくていい」という社長の言葉に、周りは狂喜乱舞。だが、筆者は強烈な寒気と眩暈を覚えた。
「経営計画にどう盛り込んでいるんだ?」「投資対効果を考えているのか?」「誰が旗を振るんだ?」「予算は本当に確保できるのか?」……。明らかにデスマーチのにおいが漂っていた。
言葉が通じなくても、ペアプログラミングはできる
シンガポールで働くフリーエンジニア 山本保男氏による『アジアのソフトウエア開発現場にて。今回は、ペアプログラミングの利点について。
日本の開発現場でも、ペアプログラミングが行われるようになってきた。とはいえ、正式な方法として工数に組み込まれているケースはまだまだ少ないのではないか、と筆者は考察する。
筆者はシンガポールの開発現場で、さまざまな国の技術者とつたない英語を介してコミュニケーションを取っている。意思の疎通は難しいが、ペアプログラミングは問題なく行える。「プログラミング言語」という共通言語が存在するからだ。
ペアプログラミングのメリットについて、筆者は2点挙げている。1つは「設計が分かりやすくなる」という点、もう1つは「孤独になりがちのソフトウエア開発が、チーム開発になる」という点だ。
初めての職務経歴書は失敗だらけ
転職活動中のSE sunset氏による『Go Forward!!!』。今回は、「初めての職務経歴書」にまつわるエピソード。
前回、初めて転職エージェントを利用することにした筆者。エージェントとの初面談は、勝手が分からずにしどろもどろになってしまった。
エージェントにいわれるがままに書いた初めての職務経歴書は、徹底的にダメ出しをされた。いままで関わってきたプロジェクトをすべて詳細に書いてしまったため、長すぎて読みづらいものになってしまったのである。採用担当者は忙しい人が多く、要点をうまくまとめないと、そもそも書類をまともに読んでもらうことができないのだ。
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