頭ごなしにしからず、相手の「器」を信頼せよ
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。客先常駐エンジニアにとって大切な3つのこと、「考えさせる教育」について、「JSTQB認定テスト技術者資格 Advanced Level」について、の3本を取り上げる。
- 客先常駐エンジニアにとって大切なスキル
- 器に任せた教育を。
- 「JSTQB認定テスト技術者資格 Advanced Level」が日本でも実施されることになりました!
客先常駐エンジニアにとって大切なのは?
客先常駐エンジニアのケーワイケー氏による『ITエンジニアの憂鬱』。今回は、筆者の考える「客先常駐エンジニアにとって大切なこと」をランキング形式で紹介している。
筆者によれば、客先常駐エンジニアにとって大切なこと、第3位は「演技力」。常駐先で理不尽な扱いを受けたり、明らかに効率の悪い手法を押し付けられたりしたとき、どんなに不快に感じたとしても、にこやかに対応できる演技力が欠かせないという。
第2位は「過剰に自己アピールしないこと」。自分の仕事が遅れているのに常駐先の社員の会話に入ろうとする人に対し、筆者は疑問を呈する。相手が求めているのは友達ではなく、成果を残せる存在なのだ、というのが筆者の主張だ。
第1位はいわずもがな、「技術的要望に対応できる力を持つこと」である。今まで経験したことがない技術を使って開発しなければならないことだってあるだろう。そんなとき、いかに早く要望を実現するか。そのためにどれだけ努力できるか。エンジニアなのだから、技術力が最も重要なのは、客先常駐であろうとも変わらないのだ。
相手の「器」を信頼した教育
ギャル系エンジニアの森姫氏による『恋愛感情で仕事はできるか?』。今回は新人教育に関する提言。
新人や部下のビジネスマナーに問題があり、注意しようと思ったものの、筆者はどのように注意すべきか悩む。そんなとき、相談した母から「注意の仕方」について学ぶことに。
母はいう。「頭ごなしにしかるのではなく、『わたしはこう思う』といってあげるべき。それに対してどう反応するかは、その人の『器』による。『器』以上のことを求めない方がいい」と。
ときにはしかることも必要だろう。ただ一方で、相手の「器」を信頼し、相手に考えさせる教育があっていいのではないか。春は新人が入ってくる季節。新人教育に悩む読者は試してみてほしい。
テストエンジニア、新たな資格取得に燃える
テストエンジニアの第3バイオリン氏による『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』。今回、筆者は新たに日本で受験できるようになったテストエンジニア資格を紹介している。
以前、筆者はテストエンジニアの資格「JSTQB認定テスト技術者資格」について取り上げたが、日本で受験できるのは初級クラス「Foundation Level」のみだった。だが、ようやく日本でも1つ上のクラス「Advanced Level」の受験受付が始まった。筆者は8月の試験を受験すると宣言している。
Advanced Levelのシラバスには、Advanced Level認定資格の目的が書かれている。それは「テストがきわめて重要で専門的なソフトウェアエンジニアリングの一領域であるという認識を得るため」であるという。日本では軽視されがちなソフトウェアテストが、実際にはいかに重要な領域であるかが、この一文から伝わってくる。
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