「質問するのはプライドが……」質問しない新人の思考
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。ベンチャー社長は、「質問できる新人」と「質問できない新人」の違いについて、「思考回路と好奇心の強さ」が一因だと解説している。
- 「ググれよ! タイプ」と「ググるな! タイプ」
- わたしがAndroidを選んだ理由(その2)
- 自己紹介と起業までの経緯
質問できない新人の思考回路&教育方法
ジーワンシステムの生島勘富氏による『ベンチャー社長で技術者で』。質問できる人とできない人の思考回路について考察をする。
新人や若手には、大きく分けて2種類のタイプがいる。「質問できる人」と「質問できない人」だ。両者の違いはいったいどこにあるのだろうか? 生島氏は「好奇心があるかどうか」であると分析する。
「質問できない人」は、叱られることへの恐怖やプライドが先に立つ。一方で、質問できる人にとっては「とにかく知りたい!」という好奇心の方が強い。例えば、「そんなことも知らないのか!」と、上司に笑われたときの反応からして、両者は異なる。「質問できる人」は「笑われるほど当たり前の常識だったら、早く知りたい!」と考える。一方で、「質問できない人」は「また笑われるのが嫌だ。第一、教えるのは上司の仕事じゃないか」と考える。
「好奇心がある人は強い。放っておいても伸びる」と生島氏。しかし、好奇心が弱い新人はどう教育すればよいのだろうか。「ある程度までは、こうやるべしという方向性を示し、できなければまずいと思わせることが重要」であると、生島氏はアドバイスする。
JavaエンジニアがAndroidを使うメリット
リーディングエッジ社で働くITエンジニアによるリレーラム『半蔵門の車窓から』。JavaエンジニアがAndroidOSが好きな理由を語る(わたしがAndroidを選んだ理由:その1)。
今回執筆した山本氏は、Androidの研究開発を行っている。これまではずっとJavaの仕事をやってきた。しかし、Javaにはいくつかの問題点がある、と山本氏は指摘。そのうえで、JavaエンジニアがAndroidを使うメリットを説明している。
Androidを使うメリットは3つある。まず、Javaを経験している人はわりと簡単にアプリを作ることができること。次に、Javaと違ってまだフレームワークが少ないため、複数のフレームワークを勉強する必要がないこと。最後に、作ったプログラムは簡単に公開できること。
「まだまだバグは多いが、とても開発がしやすい」と、山本氏は推奨している。
【新連載】大規模プロジェクトには無駄が多すぎる⇒起業しよう
STSDを起業した鴻田孝雄氏による『0から始める初めての商品作り。システム会社の商品開発の軌跡』。SIベンダからCMSパッケージ販売に方向転換した技術者による新コラムが登場した。
鴻田氏は、SIベンダで大規模Webシステムを作っていた経験を持つ。しかし、「なぜこんなに無駄が多いんだろうか?」と考えるようになったという。「無駄のない仕事ができる、最大のパフォーマンスを発揮できる組織を作りたい」と考え、鴻田氏は起業した。
現在、鴻田氏はCMSパッケージを開発・販売している。「自分たちの技術をサービスとして売る」のではなく、「自分で作ったものをサービスとして売る」方向にシフトしたきっかけについて、今後明かしていく予定である。
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【過去の「おすすめエンジニアライフ」】
・「ゴールを設定できるITリーダー」の不在を憂う
・IT業界が3Kといわれる理由=褒めて育てないから?
・ヒューマンスキルは、専門スキルを生かすためにある
・スキルは邪魔にならないが、時間には限りがある
・「雑談の多さ」で分かる、上司と部下の素敵な関係
・「質問できない雰囲気を作る上司が悪い」のか?
・英文は「スラッシュ」で区切って頭から読むべし
・ゲームから学ぶ「ルーチンワーク撃退法」
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