世界には2種類のインフラ担当がいる。雑用係とグルだ
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、@IT自分戦略研究所 編集部おすすめのコラムを紹介する。転職経験豊富なベテランエンジニアの「面接突破術」、若手SEが考える「ストレスとの戦い方」、インフラ担当の「開発における立場の考察」の3本だ。
面接突破の鍵は「セルフプロデュース」にあり
エンジニア歴20年のにゃん太郎氏による『ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか』。今回は「にゃん太郎流 面接突破術」を披露する。
転職については経験豊富だというにゃん太郎氏。面接を受ける側と行う側、両方の経験を持つ彼は、「セルフプロデュース」の重要性を説く。自分の「見せ方」を意識し、長所を引き立たせて、短所を目立たなくするのが肝要だ。
コラムでは、面接する側からの意見として、5つの抑えるべきポイントを紹介している。徐々に回復傾向が見えてきた転職市場ではあるが、まだまだ狭き門であることに変わりはない。面接突破のコツを習得し、新たな第一歩へと踏み出そう。
ストレス耐性尺度「SOC」とは
若手SE あずK氏による『It’s Party Time!』。前回、国会図書館に行ってきた筆者。今回は、そこで読んだ、医療社会学者アーロン・アントノフスキーの『健康の謎を解く』という書籍の内容を紹介している。
本書はSOC(Sence of Coherence:首尾一貫感覚)について解説している。SOCとは、簡単にいえば「ストレスに対する耐性の尺度」である。アントノフスキー氏は、ナチスの強制収容所から生還した女性たちを調査し、彼女たちの多くが大きなトラウマを抱えることなく健康的に過ごしていたことを知る。彼女たちには3つの共通要素があったのである。これがSOCを構成する3要素である。
3要素とは、「把握可能感」「処理可能感」「有意味感」である。これらを意識して仕事に取り組むことで、健康的にプロジェクトを進める手助けになるのではないか、とあずK氏は考えている。
インフラ担当は「雑用係」か、それとも「グル」か
情報システム子会社のインフラ担当エンジニア 法被屋斬刃臂氏による『文系院卒のインフラ屋日記』。今回は「インフラ担当の2種類の立場」について。
筆者と同じくインフラを担当している同僚が、ある日つぶやいた。「わたしはいつまでこんな仕事をするんでしょうか」。彼は、インフラ担当を「雑用係」という立場でとらえていたようである。
インフラ担当とは本当に「雑用係」なのだろうか。筆者は、それ以外のもう1つの立場として、インフラ担当は「グル(導師)」である、と主張する。インフラ担当には、開発者が仕事をするための下準備をする雑用係と、「その人に任せれば環境はばっちりと整えてくれるし、なにかあってもすぐ解決してくれる」というグルの2種類に分かれているようだ。
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