九州のベンチャー企業で、システム屋をやっております。「共創」「サービス」「IT」がテーマです。

ミソのミとソを分ける

»

以前、「ミソクソイッショ」というタイトルで、姿形が似ていても本質が違うもの
を一緒にしてはいけない、という話を書きました。

実は逆もあって、本質が同じものを無理に分けようとする愚もあります。それを上
手く言い表す言葉がないかと探してたのですが、最近思いついたのでお知らせ。

「味噌の味と噌を分ける」

糞の方でもよかったのですが、もともと価値が無いものはいくら余計なことをして
も痛くも痒くもないので、やはり味噌の方かと。

<使用例>
「なぜ、この問合せ受付のテーブルはこんなにたくさんあるんだい?」
「案件単位でテーブルを分けました。問合せ受付時に入力する内容が微妙に異なる
 ので」
「そういうのを『味噌の味と噌を分ける』っていうんだよ」

因みに使用例ですが、現実の世界でも、利用部門ごとに管理する項目が異なるので、
(同じ機能だが)部門単位でテールを分けること、という要件の入ったRFPを頂い
たことがあります。業務要件さえ満たされていれば、テーブル構成はRFP通りでな
くてもよいのか?と質問したところ、要件定義でそうなったのでその通りにしてく
れ、との回答。うーん。誰だよ、そんな要件定義を決めた奴は?そんなレベルの奴
に限ってデータ構造を出せ、などと言いやがる。出したところで理解できないだろ
うに...。

すこし脱線してしまいましたが、本質的に同じものを同じとし、違うものをきちん
と分ける。これが設計の基本だと思います。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する