できていない事を嘆く前に、できている事を喜ぼう

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» 2025/06/19

よく、上司からお前らはあれができていない、これができていない、と怒られる。

加えてこの手の上司は、できていない事ができるようになると、別のできない事を見つけて文句を言う。

人間だれしも完璧ではないので、できない事は多くある。むしろ、できる事よりできない事の方が多い。だから、他人のできない事を見つけるのは簡単だ。

でも、経営コンサルタントの第一人者である一倉定もいっている。

『優れた社長は、「うちの社員はよくやってくれる」 と人に語り、 能力のない社長ほど社員の無能ぶりを他人にこぼす』

彼は社長室に閉じこもり、社員の不満しか言わない社長をアナグマ社長と激しく叱咤した。

目立つできない事より、目立たないできる事を大切にしたい。

それは、自身もできない事が多くある、という自覚。謙虚さからくる発心である。

言い換えるならば、自身も苦労した結果にできる事がある、という自覚でもある。

この自覚は大切だ。この自覚さえ持っていれば、上司から、できない事をいくら咎めれられても苦にはならない。できない事があることは知っているし、代わりに何ができるかも知っている。

だから、できていない事を嘆く前に、できている事を喜ぼう。