九州のベンチャー企業で、システム屋をやっております。「共創」「サービス」「IT」がテーマです。

何かお困りごとはありませんか?

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ある日の話。社長から、唐突と。

「明日、○○(まだ取引のない企業)に行くから、ついて来て」

すこし警戒しながら

「ど、どういったご要件で?」

「決まってるじゃあないか。何かお困りごとはないか聞きに行くんだよ。営業!」

どうも、○○に社長の知り合いがいるらしい。そこに営業をかけるというのだ。
それは良いのだが、社長の営業は本当に「何かお困りごとはないですか?」と相手
にぶつける手法。以前も、「△△の社長に困りごとがあるらしい。一緒に聞き行くぞ」
とお供したが、困りごとの内容はウチの商売と何も関係ない内容。先方も何しに来た、
という顔をしているし、お悩み事を聞き出しても何もお手伝いできない、微妙な雰囲気
に。だいたい、いきなり「お困りごとはありませんか?」と聞かれて、「実は何々に
困ってて」と教えてくれるような都合の良い展開ってあるのだろうか。しかも、その
悩みがウチの商売に適合することなど...。

「社長、お知り合いのもとに行かれるのならば、まず、挨拶ベースで。雑談のなかで上手
 く相手がの悩みを聞き出し、それがウチの商売に合うようでしたら、改めて現場を動か
 してください」

と心の中で思いつつ、

「申し訳ありません。明日は別のお客様との打ち合わせが入っていますので、代わりに
 ××をお連れください」

と、自分は逃げつつ仲間の××を人身御供にしてしまった。

××、ごめんね~。

※このお話は、あくまでフィクションです

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