元底辺エンジニアが語る、エンジニアとしての生き様、そしてこれからの生き方

生き様177. 白栁的リーダー論

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ベッド展開!→部屋がなくなった

先週末ぐらいから、一気に冷え込みが厳しくなりましたね。
先日、うっかりエアコンを消し忘れて寝てしまいました。
なのに明け方には寒くて目が覚めてしまったのです。
その時に気付いたのですが、部屋の中が温かくても床の付近が冷え込むのですね。
窓からの冷気がしっかりと入ってきていたのでした。
今まではロフトベットだったので意識していませんでした。

慌てて、買っていたものの、部屋が狭くなるので畳んだままのベッドを広げました。
その結果、部屋の床がベッドで埋まりました。
パソコンと棚とベッドで部屋が占領されています。
つyまり、ベッドに腰掛けてパソコンからこのコラムを書いています。
でも大丈夫。ソファにもなる折りたたみベッドですから!
バランスボールより快適なので、コレはコレでアリなのか…?と考えています。


2022年のやり残しを片付けよう

2022年も残り10日間を切りました。
2022年のこのコラムも今回を含めてあと2回です。
実は、前回からこのコラムは「2022年のやり残し消化モード」となっております。

2022年中に書こうと思っていたネタで、未消化のものを扱っています。
その1つがリーダー論です。
生き様155のマクラでちょっと触れています。

その時期、他のコラムニストさんがリーダー論について書いていらっしゃったんです。 キャリアコンサルタント高橋さん「最近のリーダーシップについて考える」
山無駄さん「無能な上司の作り方」
それぞれ、御覧ください。


リーダーの姿に正解はない

結論から言うと、白栁は「リーダーの姿に正解はない」と考えています。
色々なリーダーの姿があっていい、という考え方です。
ですがその中には、絶対的な条件が2つあると考えています。

1つは、ビジョンを示すこと。
短期的な目標、長期的な目標、どちらでも良いのです。 メンバーがするべきことを見失わない様に、情報を出すことが必要です。

もう1つは、最終的な責任を負うことです。
責任を負うから責任者です。
責任から逃げるのはリーダーではありません。

この2つが守られていれば、後は個性と状況次第でしょう。
ということで、白栁が見聞きしたリーダーのスタイルを幾つか紹介していきます。


俺が王様『ワンマンリーダー』タイプ

古臭いと言われるタイプではありますが、多くの人がイメージするリーダー。
しっかり計画を立てて、メンバーの動きをしっかり管理するタイプ。
我が強い人や、責任感の強い人がこのタイプになりやすい傾向があります。

前述の高橋さんの記事には「支配的リーダーシップ」として、
無駄山さんの記事には「リーダータイプ」として紹介されている姿でしょう。
前人未到の荒野を切り開くようなミッションでは心強いリーダー像です。

しかし、このタイプは、計画と実績とのズレで崩壊しやすい欠点があります。
前者は自分の計画通りにメンバーが動かないことに我慢ができなくなり。
後者は計画が達成できないことを自責しがちになり。
柔軟性をどうやって確保するかが課題になります。

全員が同じ方向を見て、パワフルに活動した時にパワーはすざましいものとなります。
ウォーターフォール型の開発や、日本式の上意下達の組織には相性が良いでしょう。
しかし、うっかりメテオフォールにならないように注意が必要です。

指揮官先頭『プレイングマネージャー』タイプ

メンバーと一緒に現場に出て、陣頭で指揮を取りながら自らも動くタイプのリーダー。
前線でメンバーと肩を並べる為、チーム全体から親しみをもたれやすいのが特徴。
人手不足の日本社会では、色んな場面で求められる事が多いリーダー像でしょう。

ですが、人間は当事者に鳴ると視界が狭まるもの。
自分の活動に没頭し、メンバーの活動が視界から外れがちです。
「プレイングマネージャーは幻想」と白栁はよく言っています。

多くは現場リーダーが、自分の作業を持ちながら管理も任される、という悲しい成り立ち。
それ以外にも、何でも自分が動かないと気が済まない人がやりがちなタイプでもあります。
「メンバーに任せる」ということも、時には重要だと白栁は進言したいですね。

メンバーの意見をよく聞く?『民主主義的リーダー』タイプ

メンバーの意見を良く聞き、柔軟に対応して現場を運営するタイプのリーダー。
無駄山さんのコラムで出てきている「マネージャータイプ」はこの類型でしょう。
高橋さんのコラムでは「サーバント型」と紹介されているものが類型だと考えます。

チームメンバーの活動を最大限に高めていくことを目指すリーダー像です。
メンバー的には意見が通りやすく、活動しやすくなるのでありがたい。
といえば聞こえは良いのですが、その実際は「優柔不断」になりがち。

目指すビジョンを共有し、意見の選別ができていることがこのタイプの最低条件です。
ですが、このタイプで多くされている実践は「情報は伝えない、責任は取らない」。
「責任を取りたくないから」というネガティブな思考でたどり着きがちに見えます。

ビジョンと個々の責任の範囲を示して預け、最終的な責任を持つ。
これが理想形ではないかと考えています。
白栁には、この形の組織がとてもアジャイル的に見えています。


人の数だけリーダー像がある

今回は白栁が感じた代表的なリーダー像を3つ挙げました。
ですが、実際のリーダー像はこれだけではありません。
この3つのタイプが混ざっていたり、それ以外の要素も入ってきたり……。

どの形が優れているとは言いません。
どの形が劣っているとも言いません。
それぞれに良い点、悪い点があります。
それは、リーダーやメンバーの特性、組織の目指す形で変わります。

人の数だけリーダー像があって良いと考えています。
そして、現場の数だけリーダー像があると考えています。
そうすると、求められる姿とできる姿が違ってくることもあるでしょう。
求められるリーダー像とできるリーダー像のマッチングも、組織作りには必要なのです。

以上!

Comment(2)

コメント

井上H

「プレイングマネージャーは幻想」同意します。

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