生き様213. 今、私達にできること
2024年1月1日に発生した、能登半島地震で被災された方々にお見舞いを申し上げます。
そして、震災で怪我をされた方の一日も早い回復と、亡くなされた方の冥福をお祈りします。
最後に、不明者の方が、一日でも早く、一人でも多く発見されることを願っております。
情報から一歩距離を置こう
この記事は、被災されていない地域の人に向けた記事です。
1月1日の地震発生以降、現地の悲惨な状況や様々な支援の情報が飛び交っています。
特に現地の災害情報は、そこに愛する家族や親しい友人がいる人にとって、心を裂くような思いに駆られるでしょう。
一刻も早くその人達を救う手段はないのだろうか。
今いる安全な場所から、被災地にできることはないのか。
多くの人が被災者に共感し、被災地域へと思いを馳せていることでしょう。
静岡県出身である白栁にとって、地震災害は他人事ではありません。
今回震災が起きた場所が能登半島でっただけ、と感じています。
明日は自分が、自分の家族が友人が、そうなっているかもしれない。
この様に受け止め、情報に接しています。
そんな白栁が行っていることは「情報と距離を置く」ことです。
情報インフラは有限です。個人が情報にアクセスするリソースも有限です。
であれば、それらを被災地の人々の為に空けましょう。
被災地向けの情報発信は、政府や自治体、消防医療などの関係者が行っています。
阪神淡路大震災と違い、火災の影響は一部地域だけです。
東日本大震災とも違い、津波で一切が流されていません。
それぞれ今必要とされる情報を発信する機関が機能しています。
であれば、被災地に居ない我々は、無事を祈りながら、情報と距離を置きましょう。
陰謀論を語っても、今は被災者の飢えや寒さを満たすことはできません。
避難所の環境について議論しても、今すぐ変わることはありません。
救助を求める人の発信は、既に警察や消防が確認しています。
お気持ち表明には、何の価値もありません。
それが義憤や使命感に駆られてのものだとしても。
安全な地域から、無責任に行うソレは、ただの迷惑行為です。
折り鶴送り付けてることと、なんの違いもありません。
この文章だって、本来は意味がないんですから。
そうして情報から距離を置き、心を落ち着けてから考えましょう。
「被災地のために何ができるのか」
今できること
何か特別なことができるか?といえば何もありません。
普通に過ごしてください。
暖かい部屋で美味しいものを食べて、仕事に行く、もしくは勉強に励んでください。
休日は親しい人と会ったり、楽しい時間を過ごして下さい。
それは、今平和な時間の中にいる、あなた方の【義務】です。
そうして、普通の暮らしを行って、普通の経済を回すことが、遠回しに被災地への支援になります。
もう少し直接的に何かをしたいのであれば、募金をしましょう。
赤十字が行っている義援金募集がオススメです。
ふるさと納税で石川県や輪島市など、被災した地域にお金を送るのも良いでしょう。
直接物資を送ることはやめましょう。
現地は交通が混乱しています。
郵便や民間業者による個人間の配送は、できないと考えて下さい。
石川県は個人からの受け入れを停止しています。
能美市は支援物資の受け入れ先を公開しています。
支援物資として必要なものも公開されています。
今被災地へ行くことは、絶対に止めて下さい。
それは救援ではありません。混乱状態にある交通に負荷をかけるだけでなく、被災者を一人増やすことです。
現地はまだ余震などの災害が発生しています。安全を確保するのは簡単ではありません。
そして、現地の少ない食料や燃料を浪費する人員が増えるだけです。
つまり、ただの迷惑です。
このタイミングで現地視察を行ったという国会議員の話もあります。
自身の政治パフォーマンスの為に被災者を蔑ろにするんですから。
本当に愚かです。
その中には有益な情報から、人の弱みにつけ込んだ流言飛語までバリエーションが豊かです。
目新しいところだと、インプレッション稼ぎに偽の救助要請情報まで出ているとか。