生き様058. 大事な事は大体ゲームから教わった~その伍:役割論理~
最近連続した話題でスマナイ
ここ3回程、『できること』とか『価値』とか『価値の評価』とか、同じ様な話をグダグダしてました。
そして、実は今回もその流れのお話になります。
ちょっと詰まってたそっち方面のネタが、スルスル出てくるので、仕方がないですね!
ちなみに、次回もそんなネタになる予定です。
今回はポケモンですぞwww
さて、これをご覧の皆さんは「役割論理」をご存知ですか?
簡単に掻い摘んで説明すると
「相手の状況に合わせて、こちらのポケモンから対応できるポケモンを選出して、交代しながら戦っていく」
という戦術です。
ローカルなネタですが、役割論理が好きな人を「論者」と称したり、
少し癖のある口調や略語を使ったりする文化があります。
ちなみに、僕は論者では有りません。
今回は、このポケモンから【役割】という部分を学んでいきたいと思います。
万能なキャラは居ない
最近、と言うには随分長いことコンテンツの先頭を走っていますが、
世の中には「なろう系」と呼ばれる創作ジャンルがあります。
この主人公の特徴は、凄い特殊能力や別世界の知識を持ち、
それを活かして、あらゆる状況に大した苦戦もせずに対応します。
それを、周りの人が驚き称賛する、という所までが様式美です。
はい、見事に万能キャラです。
一方で現実はどうでしょうか?
人間、得意分野があれば苦手分野もあります。
100mを9秒台で走れる人が、宇宙工学分野でノーベル賞を取った、なんてことは現実には起こりえません。
ITエンジニアでもそうです。
幅広く対応できるフルスタックエンジニアという人は居ます。
しかし、全ての分野のトップである、ということは無いでしょう。
そりゃ、インフラも出来て、DBも自由自在に扱えて、フロントデザインまで出来てしまう上に、データサイエンスでAIモデルまで作るという凄いエンジニアは実在しません。
ただし、「僕の知る限り」なので実在していたら是非教えて頂きたいです。
正直.実在してもおかしくない様に感じるのですが…
話をもポケモンに戻します。
ポケモンにも、万能キャラは居ません。
まず、タイプ相性というもので相互に有利不利があります。
特性や4つしか持てない技で、できること・できないことが生まれます。
更に、俗に言われる3値で、同じポケモンにもステータスの差が生まれます。
それらが組み合わさって個性になります。
こうやって改めて触れると、ポケモンのステータス設計って、凄いなって思いますね。
この様に、個性があるからこそ、役割を持たせ、状況ごとに対応させる。
そういう事ができる様になります。
私達の役割
日常生活で、私達は個々に役割を持っています。
例えば、
家庭では親の役割。
職場では上司の役割。
同窓会では級友の役割。
それぞれの場所でそれぞれに相応しい振る舞いを求められます。
TPOという言葉もありますね。
この中から家庭を取り上げてみますが、
親という役割はどの家庭でも画一的なものでしょうか?
いいえ、そうではありません。
同じ家庭の中でも、父親と母親が居る場合、それぞれに求められる役割は変わります。
同じ父親の役割でも、家庭が異なれば、また求められる役割は変わるでしょう。
凄く平たく言えば「他所は他所、ウチはウチ」の理屈です。
職場における役割
さて、先程わざと目を逸らした職場を見てみましょう。
個々の仕事に言及するのは難しいので、ある程度汎化させたモデルでお話します。
例えば、同じプロジェクトで開発の仕事をしているAさんとBさんが居ます。
Aさんはフロントの開発、Bさんはバックの開発をしていたら…
これは明らかに役割が異なります。
これがもし、AさんもBさんもバックの開発をしていたら…。
二人は全く同じ役割と言えるでしょうか?
いいえ、言えません。
大きく見た仕事の役割では「バックの開発」なので違いは無いでしょう。
しかし、Aさんは自動テストのプロフェッショナル、BさんはJavaのスペシャリストだとしたら、どうなるでしょう?
それぞれに求められる役割は大きく変わるはずです。
新人エンジニアとベテランエンジニア、チームリーダーとチームメンバー
登録系を担当する、マスタメンテ系を担当するetc…
色々な役割があります。そして、どれも違う役割です。
今、自分がどの役割を担っているのか。
どの役割を自分に当てはめるのか。
どんな役割を創り出していくのか。
役割を重視した生存戦略を考えるのであれば、こういう事が必要になるでしょう。
役割は複合する
少しややこしくなるので、この項目はざっくりしたお話にしたいと思います。
一つの場所で、担う役割が必ず一つだけとは限りません。
例えば、チームリーダーとJavaのスペシャリストを担う場合があるでしょう。
役割は複合します。
それがそれぞれの役割をややこしくする場面は多くあります。
その反面、うまく利用できれば唯一性を高める助けにもなるでしょう。
だが、プレイングマネージャー!お前はダメだっ!!
他人の役割を頼る
話の筋を戻しましょう。
自分の役割を知った後、役割を活用する・活用して貰う為にはどうするべきでしょう?
答えはシンプルです。
他人の役割を頼れば良いんです。
人間、頼られて悪い気のするものではありません。例外はありますが。
それが自分の役割と合っているなら、嬉しいでしょう。
相手の役割に頼ることで、自分の役割がこなせる場合もあります。
例えばメンターとメンティーの様に。
あなたが他人を頼ってみせることで、他人からもあなたに頼るハードルが下がります。
もし、あなたがリーダーや、メンター等、相手に指示をする立場にあるのなら、尚更頼ってみて下さい。
それは、きっとモチベーションの向上にも役に立ちます。
それ以上に、あなたがより頼られるきっかけになるでしょう。
ただし、丸投げは禁止です。
頼ることと丸投げすることは、全く違います。
役割を果たせなかった時のこと
そして最後に。
あなたが、自分の役割を全うできなかった、ということは起こるでしょう。
人間、いつでも完璧に仕事ができるとは限りません。
自分自身に失望してしまうには早すぎます。
相手の期待が高すぎたのかもしれませんし、
認識している役割と能力が一致していなかった可能性もあります。
運やタイミングの問題もあるかもしれません。
その場合は、速やかに任せてくれた相手に報告しましょう。
そして、何が原因で全うできなかったのか、振り返りをしましょう。
そうすることで、役割に対する能力の強化や、役割の調整ができるはずです。
もし、あなたが誰かを頼った場合で、頼った相手が役割を達成できなかったら。
とても残念なことですが、失望感を顕にしたり、叱責しないことです。
あなたの頼みを聞いて動いてくれたことにお礼をいい、次の機会にまた頼りましょう。
あなたの頼みたかった役割と、相手の認識していた役割にズレがなかったか、確認してみるのは、双方に良いことだと思います。
まとめ
- 人間は万能にはなれない。役割を知り、役割を持とう。
- 役割は複合する場合もある
- 【他人の役割に頼る→自分の役割も頼られる】のサイクルを作ろう
- 役割を全うできなくても挫けない、失望しない
自分がどんな役割を持っているのか。
また、どんな役割を期待されているのか。
それを知るのはとても難しいことです。
普段から周囲の反応を観察したり、コミュニケーションを取ったりする中で、確認していくしかないでしょう。
また、任せられた役割が希望通りとは限りません。
ですが、役割は重複できるのです。
今の役割をこなしつつ、希望する役割が担えるように、努力をしましょう。
それは、【努力】の2文字で片付けられる程、簡単なものにはならないでしょうけれど。
ミニコーナー:白栁の2ヶ月だけホンキダイエット!
ここ1週間の体重推移報告です。
日 | 体重(kg) |
---|---|
9/24 | 93.6 |
9/25 | 93.2 |
9/26 | 92.9 |
9/27 | 92.5 |
9/28 | 92.6 |
9/29 | 92.7 |
9/30 | 93.4 |