生き様008.良い伝え方とは?〜傾聴マインドで不安に寄り添う〜
また失敗しました、という前説
実は、今回から3回に分けて、今までの僕の経歴をキャリア目標の観点から振り返ってみる、という企画を考えてました。
丁度10回で終わるように。
新人ライターさんの筆が止まる、10回を越えても僕は書くことがあるぞ!というアピールのつもりでした。
連載開始当初、経歴の紹介は、003〜005に分けて書くつもりだった事です。
自己紹介を兼ねて。
でも、構成してみてなーんも面白くなかったので、寝かせていたネタです。
Kyonさんのこのコラムで、キャリア目標の観点から切ってみたら、面白そうだな、と閃き、2週間程前から準備していたのですが…
突如、それをブッ飛ばしてでも、どーしても書きたいことが出てきてしまいました。
ええ、タイトル通り、傾聴の事です。
002で書き忘れていたこと
そもそも、002を自己紹介から傾聴の話に変えたのは、高橋さんのコラムが切っ掛けです。※1
傾聴マインド、説明してない!
大慌てで傾聴の簡単な使い方と、傾聴を使う理由を書きました。
それで安心していたのですが…
あんのうんさんのこちらのコラムを読んで気付いたのです。
やっぱり傾聴マインド、説明してない!
このままじゃいけない!緊急掲載だ! となった訳です。
大切なのは相手の不安に寄り添うこと
こんなに焦って、伝えなければ、と考えている事は、たった1つです。
「相手の不安に寄り添うこと」
エンジニアがユーザーと話す時、多くのケースで相手は不安を抱えています。
その中のいくつかは質問として表れます。
- 新しいシステムでは、今の業務がどう変わるのだろう
- スケジュールが遅れているようだが、全体にどう影響するのだろう
- トラブルはいつ復旧するのか?業務への影響はどれくらいか?
etc…
ですが、それが全てではありません。 質問として表れた不安にしっかり寄り添い
まだ隠れている、本人すら自覚していない不安にも寄り添うこと それが**傾聴マインド**の本質だと、僕は考えています。
その寄り添う姿勢は、伝えることにすごく繋がっていくのです。
伝え方:普通のプレゼン資料と伝わるプレゼン資料
ここに、2つ商品のプレゼン資料があります。さて、どちらの商品が魅力的に感じるでしょうか?
商品の魅力を説明する資料
不安を定義して、それを解決する方法として商品の提案がある資料
例えば[CM]と[通販番組]がそうでしょう。
- CMは、商品の魅力を説明する
- 通販番組は、困っている人の声から始まり、商品効果説明、そして解決した声を伝える
15秒~30秒のCMで、通販番組の様な伝え方はできません。仕方ない部分もあります。
そもそも、CMと通販番組では目的も違うので…という部分もあって…あれ?これ全然良い例じゃない??
伝え方:普通のセールスマンとトップセールスマン
ある経営者から聞いた話です。d97623d172f087d9640da9acd38830ff普通のセールスマン
「何かお困りごとは有りませんか?」
→ない、と言われて帰ってくる
トップセールスマン
「最近の状況は如何ですか?」
「○○なら××でお手伝いできませんか?」
→聞き出した近況から、商機を見つけて切り込む
これも一つの寄り添うカタチだと感じました。
僕の提案資料の作り方
僕が提案資料を作る場合は、やはり「問題の提示 → 問題の解決」という流れにします。
「その割にはこのコラム、問題の提示をしてないじゃない?」
どこかからこんな声が聞こえてきそうですが、一旦無視します。
その上で、可能な限り相手のことを調べます。
残念なことに、僕には相手によって喋り方や態度を変えるような器用さはありません。
それでもできる限り、相手が持っているであろう不安を考え、それを具体化し、そこに寄り添う姿勢を見せたい。
そう考えて、提案資料を作ります。
「伝える」という事はとても難しいので、それだけで上手くいく訳ではありません。
それでも、より伝える為の努力だと考えてしています。
今回のまとめ
- 大切な傾聴マインド:相手の不安に寄り添う
- 相手の不安に寄り添う姿勢を持つことで、伝わり方は変わる
今回のネタは、急いで書いた部分も大きいので、上手く伝えられていない部分が多いですね。
いつかリベンジしたいと思います。
おまけ
今回のコラムを通して、僕がなりたい「エンジニアカウンセラー」の形が一つ具体化しました。
「苦しい時、辛い時に横に立って寄り添ってあげられる。助かる為の手伝いをしてあげられる。」
※1:この影響で事前に用意してあった002の内容が、003に移動されています。ちょっとだけその名残がありますので、探してみてください。ヒント:円グラフ
※2:個人の主観です