「社長、ずっとプログラマを続けたいです!」
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。
- 社長・SE・PGの社内対談「ずっとプログラマでもいいですか?」
- シンガポールで働く外国人 (Employment Pass)
- プロってなんだ? (ためらわないことではない)
プログラマとSEについて語るスペシャル対談企画
プログラマのひでみ氏による『プログラマで、生きている』。今回は特別企画として、ひでみ氏を「ずっとプログラマでいてくれていいよ」と採用した社長の「かげ」氏、ひでみ氏の開発パートナーであるSEの「いけ」氏、そして、ひでみ氏本人の3人による対談を公開している。
「なぜ経営者は『ずっとプログラマ』を嫌うのか」「みんなプログラマを辞めてSEになっても、SEがあぶれるだけ」「SEはプログラムを書けなくてもいい?」「営業でもプログラマでもない人がSEだ」……などなど、プログラマとSEの悩ましい分業問題について、現場の人間ならではの生々しい言葉が満載だ。「ずっとプログラマでいたい」と考えている人はもちろん、ぜひ経営者などにも読んでもらいたい内容である。
英語を学びたいなら、シンガポールで働いてみる?
シンガポールで働くフリーエンジニアの山本保男氏による『アジアのソフトウエア開発現場にて』。「日本人がシンガポールでITエンジニアとして働く」ということについて。
現在、シンガポールで働いている山本氏だが、シンガポールにした理由は「仕方なく」だという。諸般の事情により、英語圏で働く必要が生じた山本氏は、イギリス、アメリカ、カナダと検討。だが、どの国も制限が厳しかったり、必要水準をクリアできなかったりと、うまくいかなかった。そうしてたどり着いたのが、シンガポールだった。
シンガポールは、専門技術を持つ外国人を「Foreign talent」と呼び、歓迎する国なのだという。山本氏自身、それほど苦もなく、シンガポールで働き始めることができた。
自身の経験を踏まえて、山本氏は「英語ができないけど、できるようになりたいITエンジニア」に、次のようにアドバイスをする。「英語を習得するために、一次的な報酬ダウンを我慢して、シンガポールでITエンジニアとして働き、英語をマスターする。その後、英語力を生かしてキャリアアップしてみてはどうか」――。試してみる価値はあるだろう。「英語を勉強しなきゃ……」と考えている人は、いっそ日本を飛び出してみるとよいかもしれない。
「おまえ、プロだろ?」と無茶をいわれて
ヘルプデスクのAnubis氏による『101回死んだエンジニア』。今回は「プロ」ついて。
「プロという言葉には、人々の思い入れや思想がつまっていて、期待という名の火薬の詰まった爆弾になっちゃっている」と、Anubis氏は考える。「おまえ、プロだろ?」と、無茶な依頼をする際に「プロ」という言葉を利用する人がいるからだ。
いかなる努力を持ってしても、いかなる技術を持ってしてもくつがえせないものがある。それは、自分たちが人間だということだ。プロだからこそ、対価以上の「無茶」をして、バランスを崩してしまってはならないのでは――Anubis氏の主張は興味深い。
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